ブックリレー第7回

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」を
ブログでも掲載しています。第7回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回は新3年のお2人です?

①ITさん?

こんにちは!

ツンデレな愛犬のデレに日々癒されているITです!
私が紹介する本は、安澄加奈さんの「はるか遠く、彼方の君へ」です!

☆ ☆ ☆

高校生の夕鷹(ゆたか)は、修学旅行中に訪れた京都の博物館で《古い剣》を目にします。
すると、夕鷹の脳内には甘く不思議な旋律が流れ、途端に意識を失ってしまいました。
しばらくして目を覚ますと、夕鷹は炎があがる見知らぬ土地で、武士に襲われそうになります。
そこを助けてくれた人の名は、【源義経】でした。

そう、夕鷹は、 タ イ ム ス リ ッ プ   してしまったのです…… !!

夕鷹の他にも、高校生の 華月(かづき)遠矢(とおや)が同じようにタイムスリップしていました。
3人は「平家物語」の記憶をたどりながら、元の世界に戻るために、博物館で見た《剣》を探します。

焦燥や葛藤、恋と離別…。ラストには感動が押し寄せる長編大作です!

☆ ☆ ☆

この本との出会いは、中学生の時のブックトークでの紹介でした。
当時、長編のものはまだ読んだことがありませんでした。
しかし、その本のプレゼンにとても惹かれ、購入しました!読み始めると、

「なぜタイムスリップしたんだろう」
「どうしてこの3人なんだろう」

「この恋どうなっちゃうの…!!??」

と 物語の続きが気になりました。最後の方になると、物語が終わることが寂しい!と感じるほど、この世界に没入していました。
初めて読む長編作品でしたが、あっという間に読み終わってしまいました!

本が好きな人にも、初めて長編を読むという人にも、一押しの作品です!

次は、一日中YouTubeを見ている(笑) MOさん、お願いします!

②MOさん?

最近暇さえあれば、いや一日中YouTubeばかり見ている(笑)MOです!
もちろん授業はちゃんと受けていますのでご安心を笑

そんな私が今回紹介する本は
伊坂幸太郎さんの『グラスホッパー』です。

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    元教師である鈴木は妻を亡くしている。妻はとある男に「殺された」のである。
そして鈴木はその妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃してしまう。
   ー「復習を横取りされた。嘘?」ー
どうやら「押し屋」と呼ばれる者の仕業らしい。鈴木は必死になって彼の行方を追う。
またナイフ使いの殺し屋の蝉や自殺屋の鯨と言った二人の男も同様に押し屋の後を追っている。
鈴木・蝉・鯨といった一見関わることのなさそうな3人が1つの出来事をきっかけに出会い、目まぐるしく事態は変化していく…。
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この本との出会いは今は亡き恩師が中学生の時に夏休み中に読むおすすめの本として紹介していたことです。
最初は少し怖そうな本だなと感じました。
しかし読んでみるとスピード感のある話の展開で怖いなどという感情を抱かせる暇もありませんでした。
登場人物一人一人の様子がまるで目の前にその人達がいるかのように描かれており、本当に小説の中にいるような感覚に陥ります。
個人的に好きな場面はナイフ使いの蝉がしじみの砂抜きをしているところです。
私たちは普段食べるためとして何気なく行っている行為だと思います。
しかし蝉は砂抜きに心地良さを感じるとともに生きるということをも考えています。

 何気なく生活をするのではなくどんな些細なことであっても思案する大切さというものが感じ取れる1冊だと思います。
またこの作品は映画化もされています。
本読むのは苦手という人は映画を先に見て興味を持ったら小説も読むでも良いかもしれません

今までに読んだことのない疾走感溢れる世界を体験してみませんか?
次は様々なジャンルのものにハマっており、なんでも語れる!?笑  EHさん!!
よろしくお願いします!!

引き続き更新していきます✨
(CC)