日文ブックリレー第9回 [2021年05月24日(月)]

インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」をブログでも掲載しています。
今回で第9回目です。

日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official

本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回は3年のお2人です👏

①YHさん💠

自粛期間中に羊毛フェルトを始めたらとても楽しくなってしまったYHです。
今回私が紹介させて頂く作品は森見登美彦さんの『四畳半神話大系』です!
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主人公である「私」は冴えない大学三回生。
思い描いていた薔薇色のキャンパスライフとは程遠く、うだつの上がらない日々を送っていた。
悪友の小津には振り回され、謎の人物である樋口師匠にはこき使われ、後輩の明石さんとの恋路もうまくいかない。
はたしてどこで間違えてしまったのか。そう、あれは一回生の時のこと……。
はたして「私」は薔薇色のキャンパスライフを手に入れることができるのか、明石さんとの恋の行方はどうなるのか!
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この作品は4つの短編で構成されていて、一回生のサークル選びによって枝分かれした4つの並行世界の出来事を描いたものです。つまり短編は同じ時系列の、違う世界での話、パラレルワールドを描いているのです。
4つの短編は出だしは全く同じ文章で始まります。そこから主人公の行動によって環境や人間関係が変わるのですが、少しの行動の違いが大きな違いに繋がる様子が丁寧に描かれています。
私はもともと森見登美彦さんの大ファンで、この本に出会ったきっかけも作者さん繋がりでした。
森見登美彦さんの独特の世界観とあり得ないのにどこか共感できる大学生活が面白く、「私もあの時こうしていたら今は違う生活をしていたのかな」と考えさせられます。
そして私がおすすめする理由は何といっても語り口が面白いというところです!固さとユーモアが混在する私目線の物語はなんとも癖になり、何度も読み返したくなるほどです。
大学生達の青春物語を描いた「四畳半神話大系」は大学生活のわくわく感を詰め込んだ物語です。
是非読んでみてください!
次は最近バイオハザードにハマっているMMさんよろしくお願いします!

②MMさん🔪

みなさんこんにちは!
バイオハザードにハマっているM.Mです。

興味のある方、私と一緒にゾンビを狩りに行きませんか?
今回私が紹介させていただくのは、吉本ばななさんの「キッチン」です。

「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。」

この一文から始まるこの本の主人公の桜井みかげは、同居していた唯一の親族である祖母を亡くしてしまい、途方に暮れていた。
そんなとき、一緒に住まないかと言ってくれたのは、祖母の知り合いの大学生の田辺雄一だった。みかげが田辺家のキッチンを気に入ったことにより、雄一とその母(?)のえり子さんとの奇妙な同居生活が始まる。

この本は「死」や「孤独」が題材であり、その辛い体験をそれぞれの登場人物の中でどのように整理し、昇華していくかが重要なポイントになります。

登場人物は少ないですが、一人一人のキャラクターがとても魅力的に描かれています。
特に雄一の母親のえり子さんは、美しく潔い生き方をしていて、読む人に強い印象を与えます。

テーマとしては暗いですが、それを乗り越えていくエネルギーを持った主人公たちが描かれているため、読み終わるとすっきりとした気持ちになれます。

物語的にも長くはないため、手に取りやすい作品ではないかと思います。
是非読んでみてください👍

次は、最近車の免許を取ってよくドライブに行っているM.Sさんお願いします!

引き続き更新していきます✨
(CC)