インスタグラムで始まった「日文生ブックリレー」をブログでも掲載しています。
今回で第9回目です。
日文のインスタグラムは以下の通りです。日ごろのイベントなどをアップしています!
是非覗いてみてください。
日文アカウント:@swu_nichibun_official
本を通じて日文生同士はもちろん、受験生の方とも繋がっていければ嬉しいです。
今回は3年のお2人です?
①YHさん?
つまり短編は同じ時系列の、違う世界での話、パラレルワールドを描いているのです。
そこから主人公の行動によって環境や人間関係が変わるのですが、少しの行動の違いが大きな違いに繋がる様子が丁寧に描かれています。
森見登美彦さんの独特の世界観とあり得ないのにどこか共感できる大学生活が面白く、
「私もあの時こうしていたら今は違う生活をしていたのかな」と考えさせられます。
固さとユーモアが混在する私目線の物語はなんとも癖になり、何度も読み返したくなるほどです。
②MMさん?
みなさんこんにちは!
バイオハザードにハマっているM.Mです。
興味のある方、私と一緒にゾンビを狩りに行きませんか?
今回私が紹介させていただくのは、吉本ばななさんの「キッチン」です。
「私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。」
この一文から始まるこの本の主人公の桜井みかげは、同居していた唯一の親族である祖母を亡くしてしまい、途方に暮れていた。
そんなとき、一緒に住まないかと言ってくれたのは、祖母の知り合いの大学生の田辺雄一だった。
みかげが田辺家のキッチンを気に入ったことにより、雄一とその母(?)のえり子さんとの奇妙な同居生活が始まる。
この本は「死」や「孤独」が題材であり、その辛い体験をそれぞれの登場人物の中でどのように整理し、
昇華していくかが重要なポイントになります。
登場人物は少ないですが、一人一人のキャラクターがとても魅力的に描かれています。
特に雄一の母親のえり子さんは、美しく潔い生き方をしていて、読む人に強い印象を与えます。
テーマとしては暗いですが、それを乗り越えていくエネルギーを持った主人公たちが描かれているため、
読み終わるとすっきりとした気持ちになれます。
物語的にも長くはないため、手に取りやすい作品ではないかと思います。
是非読んでみてください
次は、最近車の免許を取ってよくドライブに行っているM.Sさんお願いします!
引き続き更新していきます✨
(CC)