<日文便り>
2021年11月22日(月)TUJの「日本語上級会話」(担当:山口麻子先生)の授業で「日本企業で活躍するためには」というテーマで授業をしてきました。
企業で求められる能力は「コミュニケーション能力」が第1位。
そういう調査結果があります。
これは日本人の場合も、外国人の場合も同じ結果です。
日本人でも職場でコミュニケーションをとるのが大変なのですから、
留学生のみなさん、あまり心配しすぎないでください、などと話しました。
レクチャー風景(ZOOMでの参加もありました)
外国語(日本語)を使って仕事することに不安に思う留学生もいました。
でも、TUJのみなさんは、すでに日本語をしっかり学び、日本の生活に適応しています。
そういうことは強みですよ!
日本企業でも、外国人とのコミュニケーションについて考える研修をしています、
と言うと驚いていました。
教材にケース教材を使ったり、経済産業省と制作した動画を使ったりしています。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLcRmz7bR5W3kCaWuRjnba0HVNwg4BPqsk
Easy Japanese for Work(しごとのにほんご)も見て日本語を勉強しているとのこと、
作っている私のほうが励まされました。
(使用教材https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/tv/easyjapaneseforwork/skit14.html)
TUJ担当の山口麻子先生の授業風景
https://www3.nhk.or.jp/nhkworld/en/ondemand/video/2078014/ (NHK WOROLD番組)
レクチャーの感想もいただきました。一部ご紹介します。
・就職するのは絶対に大変そうだと思っていたが、今は前より就職について楽になりました。
・日本の社会生活はいつも難しいわけだけではないことがわかりました。
・(就活には)日本語を話せる能力だけでなく、他の能力も必要です。
・日本で働いている外国人にとってコミュニケーションは一番大切だと知りました。
・頑張ったら日本できちんと働くことができます!
・外国人だということを気にせず、いいコミュニケーションをして就職するつもりです。
・自分をアピールすることは外国人にとってすごく難しいかもしれません。
日本語が上手でも、話し方や文化のズレで誤解されることもあると思います。
・ケース学習が日本の仕事場の研修にも使われていることに驚きました。
日本の仕事が怖くなる人もいますが、本当にあったような問題などが書かれているので、将来の勉強になります。
使用しているケース教材
就活や働くことについて心配はあるけれど、
みんなの個性をいかしてこれからも前向きにがんばっていきましょう!
次回の昭和女子大学学生との交流も楽しみにしている様子でした。
(近藤彩)