高校生の皆さん、暑い毎日が続きますね。
胃弱の夏目漱石は夏が苦手でした。
明治43年(1910)には胃潰瘍の療養で訪れていた修善寺で大吐血、生死の境をさまよいました。
その〈修善寺の大患〉に関わる三つの貴重資料が昭和女子大学図書館で新たに発見され、本学近代文化研究所では、それをもとに研究した成果として『夏目漱石 修善寺の大患前後』を出版いたしました。
主として日本語日本文学科の先生方が執筆しています。
この著書の出版を記念して、漱石研究の第一人者である石﨑等先生(立教大学名誉教授)をお招きし、「修善寺の大患前後と『思ひ出す事など』」と題して講演会を開催します。
「思ひ出す事など」は危篤状態から回復した後に、療養中世話になった人々への感謝と、俗事から離れた静境の記録のために執筆されました。
以後、作風が大きく変化し、「こころ」など自己の存在や死生観を問う作品につながりました。この機会に講演会に参加して、夏目漱石の世界に触れてみませんか。
日時:7月9日(土)14:00~15:30
場所:大学8号館6階のオーロラホール
申し込み方法:①QRコード ②電話:03-3411-5019 (受付時間:9:00-17:00) ③直接来場
申し込み締切:①②は7月7日(木)17:00まで
ポスターはこちらからご覧いただけます。
ご参加を心よりお待ちしています。