第三十三回伊藤園新俳句大賞に入賞しました🍵

<日文便り>

本学科の非常勤である古山智子先生の俳句が、
第三十三回伊藤園新俳句大賞にて佳作特別賞を受賞しました。

橇の子の点となるまで滑りゆく

古山先生よりコメントをいただきましたので、紹介します。
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二人の娘たちが幼い頃、スキー場の片隅の小さな雪山で遊んでいた様子を詠んだ句です。
雪山の頂から子供たちを乗せた橇が次々と勢いよく滑って行きます。
橇はたちまち雪原の遥か遠くまで滑りゆき、点となって漸く止まりました。
子供たちはすぐに橇を持ち、雪山の頂へ駆け登ることを何度も繰り返していました。
小さな身体から、生きる喜びが溢れているようでした。
作句の際、今の思いに一番ふさわしい言葉は何だろうかと常に考えます。
そうして、不的確な言葉を使っていないか、真実を見る目が曇っていないだろうかと句を見直します。
一生に一度かも知れないけれど、己が思いにピタリと合致する言葉に出会えたらどんなに嬉しいことでしょう。
言葉探しの旅はこれからも続きます。
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賞品として古山先生に贈られたお茶です。
学科でもいただきました😊

日本語日本文学科