色々な方向に目を向けてみて―卒業生からのメッセージ

<日文便り>
こんにちは。
2020年度卒業生のH.Sです。

在学中は日本語教育を専攻し、大場ゼミに所属しておりました。
現在は人材育成支援や研修サービスを提供をする企業に務め、研修の運営やお客様サポートなどに携わっています。
直接的に日本語教育と関わる職業ではありませんが、他者の背景知識を考慮して
どのように伝えると「伝わる」のかを考えるという点で、日本語教育での学びが活きています。

先日、日本語教師という職業について改めてお話を伺いたく昭和女子大学にお邪魔しました。
卒業から数年経ち、まったく先生方とご連絡を取り合えていなかったにもかかわらず、突然のお会いしたいですというわがままに快く応えてくださいました。
卒業後もこうして親身に寄り添ってくださる先生方がいらっしゃること、
とても恵まれているなと思います。

卒業生から在学生に向けてひと言ということで、
私からは「いろいろな方向に目を向けてみてね」とお伝えしたいと思います。
わたしは入学時は文学に興味を持っていましたが、履修を進める中で最終的には日本語教育ゼミを選択しました。
入学時からもうすこし多方面に視野を広げていれば、もっとはやいうちから日本語教育のおもしろさに気づけたり、学内外の様々な活動に取り組んだりすることができたな、と若干の悔いが残っています。

いろんな情報をキャッチするアンテナをたてて、まわりをみながらちょっとだけ思考する習慣があれば、卒論のアイデアも、日常生活の中から多くの気付きを得ることができただろうし、もっと貪欲に色々なことを吸収できたのではないかと思います。

そんなこと言われてもそれどころじゃないよ、とか出席点もらうのに精一杯なんだよ、と思われる方もいらっしゃるはずなので
とりあえず卒業生のぼやきとしてふ〜んって読んでくだされば大丈夫です。

なにはともあれ、みなさまにとって昭和女子大学で過ごした日々がかけがえのないものになることを祈っております!

(H.S)