日本語教育専攻の大学院生たちが、昭和女子大学附属高校のタイ人留学生の 日本語学習をサポートしています

<日文便り>
タイからの留学生サガリクさんにとっては、日本語はまだ学習中の外国語なので、高校のどの授業も難しいそうです。でも、サガリクさんは英語が得意なので、英語の授業と放課後の軽音楽部でギターを弾いているときは、緊張がとける時間なのだそうです。

サガリクさんは日本語の勉強も頑張っています。日本語能力検定試験の受験を目標にしているので、日本語教育専攻の大学院生たちが附属高校へ行って、サガリクさんの日本語学習をサポートしています。

 

タイでは漢字を使わないので、サガリクさんにとって漢字の学習はとくに難しいそうです。
一方、大学院生たちは、サガリクさんのサポートを通じて、毎回、日本語について面白い発見があると言っています。

驚き場面①
大学院生:  キーホルダーのお土産をありがとう。じゃ、いただきますね。
サガリクさん:えっ、食べないのに、 「いただきます」と言うの?
驚き場面②
大学院生:  その問題、やってみましたか。じしん(自信)がありますか?
サガリクさん:あのー、 どこの「ジシン(地震)」の話ですか? 
日本語日本文学科/大学院文学研究科 特命教授 池田玲子