〈日文便り〉
こんにちは。ブログスタッフの佐竹です。
今回は中古文学担当の鵜飼祐江先生にインタビューをしました。
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Q1先生が感じている、日文生に対する印象はどのようなものでしょうか?
鵜飼先生
「自分の好きなことを見つけるのが得意な学生が多いという印象があります。みんな自分の好きなことを大切にして、それについて話すときはとても熱心に語ってくれますね。」
──なんだか、みんな少しオタク気質というか。
鵜飼先生
「それ、日文のあるあるですよね。オタクって良いと思いますよ。」
──好きなことって本当に大切ですよね。それが自分の未来や人生観に繋がることもあるし、大切だと思います。
鵜飼先生
「授業が終わった後で、何か心に響くことがあったとき、少し照れくさそうに「今日の話なんですけど…」と話しかけてきて、1時間くらい楽しそうに話してくれる学生もいます。
授業中も、みんな頷きながら楽しそうに聞いてくれるので、とてもやりやすいです。時々眉をひそめる様子を見て、説明を分かりやすく言い換えたりもしますが、みんな素直に笑ってくれたりするので、反応が良い学生が多いなと思います。」
──みんな可愛いですね。
鵜飼先生
「源氏物語の話をしていると、内容に対する反応が二極化することがあります。「源氏はちょっと…」と引く人もいれば、「こういうのが好きな人もいるんですね」とニヤニヤしながら聞く人もいて、面白いです。
みんな気づいていないかもしれないですが、実は学生の表情は授業中によく見えていて、反応が分かりやすいです。だからこそ、後ろの席の方が前よりも見えやすかったりするんですよ。」
Q2次の質問です。先生が最近ハマっていることや興味を持っていることはありますか?
鵜飼先生
「最近、新しく舞楽を勉強し始めました。昨年「音でたどる源氏物語」という公開講座をきっかけに、雅楽の先生と個人的に話す機会が増えて、興味を持ったんです。動きがゆっくりで簡単そうに見えますが、いつ動いたら良いのか分からず、思っていた以上に難しいですね。筋肉痛は少ないものの、ゆっくりとした動きには独特の負担があると感じます。」
──私も幼稚園の頃、雅楽を少し習っていました。もう覚えていませんが、楽しかったことは記憶に残っています。
鵜飼先生
「良い経験ですね。私も家族がお琴や三味線が得意だったので、習えばよかったなと思いますが、気づくの
が遅くて機会を逃してしまいました。」
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鵜飼先生、質問に答えてくださり、ありがとうございました。鵜飼先生の学生への温かい視線を感じるインタビューでした。また、雅楽に挑戦されている姿から先生の好奇心と探求心、学び続ける姿勢が強く感じられました。
(佐竹)