〈日文便り〉
社会的に日本語教育に多くの関心が寄せられていますが、本学にも今年4月に日本語教育センターができました。これまでも留学生の受け入れは行われてきましたが、「内なるグローバル化」をさらに進めるために、今後は留学生を今以上に受け入れていく予定です。
日本語教育センターは、在籍する留学生を対象に、適切なレベルの日本語プログラムを提供し、それぞれの留学生の目的に沿った日本語能力の向上を目指す組織です。
大学での学びに必要なアカデミック日本語、学科の専門性を意識した日本語教育といった在学中の支援はもちろん、日本語を使って働くことを前提としたビジネスコミュニケーション能力の育成、日本人学生との共修授業の提供など、卒業後もグローバルな環境で日本語を使って活躍できる人材を育てます。
来年度からいよいよ日本語教育センターでも日本人学生との「共修型」の授業が開設されます。土曜日に「協働プロジェクト」という授業ができます。「日本語」を軸に、地域や社会に目を向けてプロジェクトを行いますので、ぜひ履修してください。
日本語教育センターは、国際交流センターの協力のもと、海外からの訪問者をお迎えしています。今年度は、ベトナム女性学院、上海理工大学(中国)、ゲント大学(ベルギー)、カセサート大学(タイ)、ガジャマダ大学(インドネシア)、マナド大学(インドネシア)、王立プノンペン大学(カンボジア)、トリノ大学(イタリア)など、すべての教育機関のお名前をここに出すことはできませんが、ありがたいことに多くの方々がいらっしゃいました。
オンラインではマレーシアのマラヤ大学と交流授業を行っています。12月19日は「日本とマレーシアにおけるおもてなし」がテーマです。現在準備を進めています。
留学生の支援は、教員のみがしているわけではありません。大学院生や日本人学生も活躍しています。
下記の写真は留学生同志のピアサポートです。留学生による留学生のための支援です。相互に学びあう仕組みを作りました。
また、「ようこそ昭和女子大学へ」というサイトもあります。このホームページは、日文の日本語教育プロジェクトの学生が作成しました。
学生が学生を支援しあうという素敵な取り組みでした。
国籍や年齢を問わず支援しあえる環境づくりを今後も目指していきます。
日本語教育センターのサイトは下記のとおりです。
https://www.swu.ac.jp/examinee/prospective/jle/
「ようこそ昭和女子大学へ!」はセンターのサイトに掲載されています。
12月19日は「日本とマレーシアにおけるおもてなし」の交流授業の参加者募集中です。
「私も参加したい、何かやってみたい」という人はぜひ声をかけてください。
(日文/日本語教育センター/文学研究科 近藤彩)
連絡先 日本語教育センター:jle@swu.ac.jp