<日文便り>
日文では2022年度からの取り組みとして、毎年、日文特別講演会を開催しています。
この講演会は学生が主体となり、委員として事前準備や司会を行っています。
今回は司会をしてくれた1年生の山本さんにブログを書いてもらったので、紹介をします!
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はじめて日文ブログの記事を書きました。
日本語日本文学科1年の山本です。
昨年までの冬休みの宿題やテスト勉強に忙しかった冬休みとは異なり、はじめての大学生の冬休みはのんびりと過ごすことができました。
さて、1月8日の4限には日文特別講演会が行われました。
本講演会は2022年度からスタートした新しい取り組みであり、日文生へのアンケートを実施し、その結果をもとに学外の著名な先生方をお招きするなど、学生主体で運営を行っています。
今年度1回目の講演会には近世文学をご専門とされる木越俊介先生にお越しいただき、「近世散文への誘いー語りと虚実とユーモア」と題してご講演をいただきました。
講演会では最初に近世中期の散文集、建部綾足の『折々草』の章を読み、その後先生ご自身の研究内容や、お仕事の内容に関するお話をいただきました。
私にとって近世文学は高校で作者名、作品の概要について日本史で学ぶのみで、作品を実際に読んでみる経験はなかったので、近世文学の作品を講演会で初めて鑑賞しました。
私は講義の中で、『折々草』の文章表現がとても豊かで、読むだけでどんな景色が作品の中で広がっているのかが読者に直接伝わる点に強い魅力を感じました。
また、木越先生の研究者になるまでの生い立ち、研究分野との出会いのお話を聞き、私はこれから大学生生活を送るうえで、今自分が関心を持っている分野だけでなくほかの分野についても関心を持ち学ぼうとする視点を大切にしたいと感じました。
木越先生、貴重なお話をありがとうございました。