古典文学プロジェクト~小学校の読み聞かせ会に参加しました~

〈日文便り〉

みなさんこんにちは!
古典文学プロジェクト代表のMです。2月21日に世田谷図書館さんによる若林小学校での読み聞かせ会に参加させていただきました。
今回はそのレポートをしたいと思います!

その前に……古典文学プロジェクトについて紹介させてください!

古典文学プロジェクトは「古典文学をより多くの人に、より広く伝えたい」という思いを持った1~3年生の学生が鵜飼先生のご指導をいただきながら、各々が好きな古典の作品を現代でも親しみやすい形(紙芝居など)に再編集する活動をしています。昨年度より活動を始めて、今年度は昨年度の作品をブラッシュアップして秋桜祭や今回レポートする読み聞かせ会で披露するまでに仕上げました。

さて、それでは若林小学校での読み聞かせ会の様子をご紹介します!1時間目〜3時間目までお邪魔して、各時間『はちかづき』『源氏物語』『伊勢物語』をひとつずつ読み聞かせしました。

 

作品は秋桜祭の頃からさらにブラッシュアップを重ね、絵も文章も販売されているものと遜色ない、と言っていただけるまでに仕上がりました。

読み聞かせ会の最後に子供たちに近くで絵を見てもらって、「この絵が好き!」「手作りって気付かなかった」「『源氏物語』ってどんな話なの?」などさまざまな感想をもらいました。

自分たちで作った作品をこんなに多くの人の前で披露するのは初めての経験で、はじめはとても緊張しました。しかし子供たちの真剣に、楽しそうに聞いてくれている顔を見たら、こちらも楽しくなりました!

 

他にもいくつか学生の感想を紹介します!(学生の感想を一部編集しています)

実際に小学校で読み聞かせを行った時、「これ本当に作ったの?」と言って、喜んでもらえた事が印象深かったです。

――高校生でも古典作品を面白いと言う人が少ない中、小学生が眠くならず、楽しめる紙芝居にできるのか発表が終わるまで緊張していました。何度もリテイクが入り、特に伊勢物語』は難航しましたが、皆様のお力もあり、小学生にも楽しんでもらえたようでとても嬉しかったです。

現在は若林小学校と世田谷図書館に寄付するために作品の最終訂正と付録の冊子の作成を進めています。
昨年度から活動が始まったこのプロジェクトも活動できるのは今年度末まで。残りの時間も一生懸命駆け抜けます!

最後に、このような機会を与えていただきました世田谷図書館のみなさま、読み聞かせの指導と作品へのアドバイスをいただきました読み聞かせボランティアのみなさま、読み聞かせ会への参加をお認めくださった若林小学校のみなさまに、この場をお借りして御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

(古典文学プロジェクト)