〈日文便り〉
本日は1年生向け科目「日本文学史D(近代)」の紹介です。
この授業では日本の近現代文学史として、特に詩歌・俳句など韻文の歴史を学びます。
短歌や俳句というとなんとなく前近代から続く伝統的な文化とイメージされがちですが、実は……という基本から出発し、時代を代表する作家や作品を眺めながら表現の変遷をたどっていきます。
この日のテーマは石川啄木とその歌集『一握の砂』。「はたらけど はたらけど猶わが生活(くらし)楽にならざり ぢつと手を見る」などが有名ですね。
この授業では日本の近現代文学史として、特に詩歌・俳句など韻文の歴史を学びます。
短歌や俳句というとなんとなく前近代から続く伝統的な文化とイメージされがちですが、実は……という基本から出発し、時代を代表する作家や作品を眺めながら表現の変遷をたどっていきます。
この日のテーマは石川啄木とその歌集『一握の砂』。「はたらけど はたらけど猶わが生活(くらし)楽にならざり ぢつと手を見る」などが有名ですね。
前回学習した『明星』派からの流れ(浪漫主義的傾向)も重要である一方、生活のありさまを歌うあまりにも率直な歌や、苛烈かつ傲岸不遜かと思えば無力感や寂しさに打ちひしがれる抑揚や振幅も『一握の砂』の魅力です。

学生の授業コメントを見ていると、その直情的に見える歌が「人間臭い」「現代的」と思えたようです。
また「啄木については高校時代に文学史として暗記していたが初めて詳しく触れた」というコメントもありました。大学の授業は大変ですが、“広く深く”学べる貴重な機会です。一緒に頑張りましょう。
また「啄木については高校時代に文学史として暗記していたが初めて詳しく触れた」というコメントもありました。大学の授業は大変ですが、“広く深く”学べる貴重な機会です。一緒に頑張りましょう。
……と、こんな感じでいいでしょうか。
偉そうなことを言いましたが、実の所こちらの大学に来たばかりで右も左もわかりません。ブログもこれでよろしいのかどうか。
というわけで4月から日文の一員となりました山本歩です。これからよろしくお願いします。
偉そうなことを言いましたが、実の所こちらの大学に来たばかりで右も左もわかりません。ブログもこれでよろしいのかどうか。
というわけで4月から日文の一員となりました山本歩です。これからよろしくお願いします。

(山本歩)