日本語教育Ⅱ(聴解・会話とその指導)

〈授業風景〉

今日は、「日本語教育Ⅱ聴解・会話とその指導」という授業の第13回目の授業でした。
この科目は、日本語を母語としない人に日本語を教える日本語教育の科目です。日本語教育の中でも、会話と聴解の授業をどう進めるか、理論を学び、それを実践してみるという授業です。

今日は、協働学習の方法の一つであるジグソー法で授業を行いました。まず、ABCEDの各グループが、それぞれのグループに与えられた課題に取り組み、その課題について説明できるように準備します。次に、ABCEDの各グループから一人ずつ集まって、新しいグループを作ります。そして、それぞれが、最初の班で取り組んだ課題について説明をします。このジグソー法は、日本語教育でも読解の授業や、ディスカッションの前活動等で用いられています。

受講生は、スピーチの授業の進め方を自分たちで学ぶとともに、日本語教育の現場でジグソー法をどう取り入れられるかを考えました。

まず、最初の班では、「スピーチの授業の進め方」について、各班に与えられた課題に取り組み、考えをまとめます。初級のスピーチの授業でどんなフィラーを取り上げるとよいか、スピーチの評価はどんなふうに行うことができるか等、それぞれの課題に取り組みました。


次に、自分たちの取り組んだ成果をもって、新しいグループを編成し、自分たちの課題と考えを話します。議論を重ね「スピーチの授業の進め方」を理解します。

最後に、ジグソー法を日本語教育で行うことの長所と短所、どんな内容で行うのがいいかなど、自由に話し合いました。


「講義を聞くより、自分たちで考えることができてよかった」「学習者にたくさん発話させられるので、日本語学校でも応用できそう」といった声がありました。ジグソー法、せひ、日本語教育の現場でもやってみてください。

(村上佳恵)