〈日文便り〉
イルミネーションがきれいな季節になりました。昭和女子大学のキャンパスもイルミネーションに彩られています。入学試験や面接の前は、緊張しますね。今日は、「入学後も、たくさん緊張する機会がありますよ」という話をお届けします。
今回のブログは、「日本語教育Ⅰ(日本語指導実践)」という授業の風景です。この授業は、日本語を母語としない人に、日本語を日本語だけで教える方法(直接法)を、実践を通して学ぶ授業です。この授業では、受講生が教師を務め、日本語学校から招いた日本語学習者に授業を受けてもらいます。今回は、その前の模擬授業の様子を紹介します。
模擬授業は、班で準備をして実施します。1班は、「2025年を振り返る」というテーマで「日本語学習者が、日本に来てからどんな変化があったかを話すこと」を目標にして授業を行います。


2班は、それに続けて、「2026年の目標を発表すること」を目標に授業を行います。

模擬授業が終わると、グループで、良かった点と改善点を話し合い、クラス全体で共有します。クラスのみんなから、鋭い指摘がたくさん出ました。他者の授業を見ると、たくさんのことに気づきます。
最後に、教員からフィードバックを行います。受講生は、授業の後も班で授業の進め方を修正し、翌週から本番の授業に臨みます。「緊張する!」という声が聞こえてきました。

受験生のみなさん、入学後にも、たくさんの新しい体験と緊張が待っています。お楽しみに!
(村上 佳恵)