リソースルームで初級の日本語の教科書を

 日本語日本文学科には、リソースルームと呼ばれるスペースがあります。ここは、学生が一人で調べ物をしたり、グループで課題に取り組んだりと、様々な目的で使われています。そして、この部屋では、新聞や本を閲覧することもできます。
 書棚の中で、カラフルで目に付くコーナーがあります。ここには、初級の日本語の総合教科書がそろっています。総合教科書というのは、「読む・書く・聞く・話す」という4つの技能を総合的に伸ばすことを目的とした教科書です。

 

 日本語教育を学ぶ学生たちは、日本語教育のゼミや「日本語教育Ⅱ(日本語指導実践(1))」という科目で、日本語の教科書を分析する課題を課されます。そうすると、ここに来て、色とりどりの日本語の教科書と格闘することになります。初級の日本語の教科書ですから、「その字面を読む」ことは大学生にとっては朝飯前です。しかし、その教科書が「そこで何を学習者に伝えようとしているのか」を読み取ることは容易ではありません。日本語学習者と日本語教員以外は、日本語学習者用の教科書を手に取る機会は、なかなかないかもしれません。興味がある方は、ぜひ、手に取ってみてください。好奇心をくすぐる疑問に出会えます。

(村上佳恵)