フランス文化担当の江中です。

最近の歴文ブログは若い先生方の参加でにぎやかになったようですね。「ブログってなに?」という世代のわたしには、正しいブログの使い方を見せてもらったような気がします。 ふふっ、とてもついて行かれない! そこで、わたしはわたしなりの教員よもやま話「最近心配なこと」です。 1年生の基礎ゼミでも、3・4年生のゼミでもほとんどおなじことが起こっているようなのです。 異口同音に「何をやったらいいのか分からない」「何にも面白いことがない」「本が読めない、読んでも分からない」というのです。 お気づきでしょうか? みんな否定形です。 答に窮したわたしの空想は勝手に走りだします。 この学生の子ども時代はいったいどんなだったか?どんな親?どんな家庭?どんな学校? 辛抱強く小さな子どものお話につきあってくれる大人は周りにいなかったのだろうか?「正しい」答ばかり覚えさせられたのだろうか? もう一度小さな子どもに返ったつもりで、『どうして?』 を連発してみませんか? 課題図書を前にエラーイ著者に向かって『どうして?』、授業のときは先生方に向かって『どうして?』、ドラマを見ながら『どうして?』、何を見ても『どうして?』と突っ込みを入れてみると、つまり疑問形に変えてみると、違った地平が開けてくるかもしれませんよ。 歴文の4年間を楽しく暮らす方法の基本だと思います。ではまた、研究テーマに迷っている方、是非やってみてください