東明学林に行ってきました! [2014年06月11日(水)]

    

 歴文2Aクラス・アドヴァイザーの掛川典子です。
   2年生の学寮研修で、大井松田にある東明学林に行ってきました。昨年も6月に行きましたが、今年特に新しいことがいくつかありましたので、ご紹介します。

 初日、小田原城跡御用米曲輪の発掘現場を見学させていただきました。考古学の山本暉久先生のご紹介で実現できたのです。まず小田原城博物館の館長先生に丁寧にご案内いただきました。普段ですと学生さんはあまり見学しない奥の菖蒲園を回って、現場に向かいました。紫陽花には少し早かったのですが、花菖蒲はとてもきれいでしたよ。御用米曲輪発掘現場では調査員の方にこれまた丁寧なご説明を受けることができました。見たことのない戦国時代の池や切石敷き庭園、礎石建物などの遺構を囲んで説明を受けました。発掘現場の皆さんは暑い日差しのなかで多量の瓦を選別していらしたり、大変な作業に当たっていらっしゃいました。貴重な体験ができて、学生の皆さんは大喜びでした。小田原の皆様ありがとうございました。
 小田原城内では、私は個人的には能面を見るのが好きです。北条攻めと北条氏の滅亡を題材に、秀吉が作らせたという謡曲から、遙か後になって能「北条」が成立して初演のときの能面が寄贈されているわけです。この演目がどんなものかよくは知りませんが、栄枯盛衰のドラマはいつの時代にもありますね。能は、誰でも持っているだろう晴らすことのできない思い、取り返しのできない過ぎた時間への悔いと悲しみを、狂の舞を通して鎮魂へと誘おうとするので、私は惹かれます・・・
 翌日はポーラ美術館で学芸員の方からレクチャーを受けてから展示を拝見しました。今回の特別展はモジリアーニで、彫刻を経てからと南仏に行ってからの絵の変化がよくわかりとても良かったです。また常設展もすばらしく、特にエミール・ガレなどの大量のガラス器は、ジャポニスムの影響をまざまざと思い知らせてくれるものでした。外では山法師の白く菱形の花が盛りで雨に打たれていました。自然との共生をコンセプトにしている館ですので、完成して間もない遊歩道を歩いた学生もいました。
 3日目はキャリア研究講座として、部屋ごとにチームに分かれて16グループが企業研究の成果をプレゼンテーションしました。たった2日の準備期間しかなかったのに、皆さんとても熱心に取り組んでくれて、上手に役割分担してパワーポイントにまとめあげ、一団となって発表し、すばらしいできでした。やればできる!!を実感しました。
 4日間通して富士山が見られなかったのは初めてで、それが残念ではありました。雨と霧に閉ざされながらも、酒匂川を見下ろす斜面の周囲の緑は美しく、学寮は明るくきれいで手入れの行き届いている印象で、気持ちよく過ごすことができました。学寮の職員の皆様お世話になりありがとうございました。