三大学共同ゼミいよいよ始動!!

こんにちは。西洋史の小野寺です。

長年暖めてきた企画「三大学共同ゼミ」が、いよいよ昨日からスタートしました!

共立女子大学国際学部国際学科 の西山暁義先生
立正大学文学部史学科 の森田直子先生
そして 昭和女子大学人間文化学部歴史文化学科 の私

という三大学の3年ゼミ、総勢40人程度で集まって、
三ヶ月に一度のペースで様々な企画を実施していこうというものです。

サークルだと、インカレという形で大学間の交流は活発に行われて
いますが、授業を通じた交流というのはまだまだ例外的な部類だと思います。
とくにゼミは、残念ながら孤立した閉鎖的なものとなりやすいところがあります。

しかしよく考えれば、それは実にもったいないことです。
都内には数多くの大学が存在し、歴史学が勉強できる大学だけでも
相当数に上ります。
何に関心があり、どういうことを勉強しているのか、学生同士でお互いに
情報交換したり、刺激し合ったりする場があっても良いのではないか。
常々、そう考えてきました。

とくに私たち3人の教員には、同じ大学院で同じ先生のもと、ドイツ近現代史を学んできた
という共通点があります。
3人とも西洋史のゼミを運営していて、しかもお互いの大学がさほど遠くない。
さらに、森田先生は19世紀前半、西山先生は19世紀後半から第一次世界大戦、
私が20世紀前半と、ちょうどいい感じに専門とする時代がばらけているので、
他大学の学生にも、様々な助言をすることができるかもしれない。
指導教員以外の西洋史の教員から自分の卒論について助言が受けられるというのは、なかなか
得がたい経験だと思います。

そんなわけでこれから三ヶ月に一度のペースでいろいろな企画を行っていきますし、
その内容についてもおいおいこのブログでも紹介していきたいと考えていますが、
昨日は共立女子大学にて第一回の顔合わせの会合が行われました。

ですが、ただふつうに顔合わせして懇親会だけをするのも芸がない、ということで、
私たち三人の教員紹介に引き続き、各大学の学生に、大学紹介のプレゼンを10分
くらいずつやってもらいました。

←はわが昭和女子大学のプレゼンです。
大学の歴史や理念、(あの超有名な)卒業生の紹介、現在の大学の構成やキャンパス案内、そして小野寺ゼミの紹介など、きっちりとまとまった内容でした。

ゼミ生たちをしっかりとまとめながら準備をしてくれたYさんとSさん、ご苦労様でした!

ほかの大学からも、キャンパス内にドトールがあるとか(うちのゼミ生からは「いいな~」という声があがっていました!)、こんなドラマのロケが構内で行われたとか、ご自慢の講堂があるとか、学食に面白いメニューがあるとか、多彩で力のこもったプレゼンが行われました。

その後は、ピザを食べながら9月の合宿の打ち合わせ。
東ドイツを題材にプレゼンやディベートをする予定ですが、
詳細については、またいずれご報告したいと思います。

ということで、一年間の長丁場になりますが、交流や刺激、そして学びの場としてこの共同ゼミが発展していくよう、頑張りたいと思います。