夏休み間近か

稚内 ノシャップ岬

山本暉久です。夏季休暇が目前となりました。学生たちは夏休みを前にして、試験やレポート作成に忙しく過ごしているかと思います。それが終われば待望の夏休みです。私も例年継続している山梨県北杜市の諏訪原遺跡の発掘調査に学生たちを引率して2週間出かけます。この発掘調査も早いもので今夏が第8次目となります。今夏の調査成果については、昨年に続いて、同行する小泉先生が、このブログでレポートしてくれると思います。今年もどんな発見があるか、ほんとに楽しみです。
さて、発掘が終わると、またまた毎夏恒例のゼミ旅行に出かけます。例年9月初めに実施していましたが、諸般の都合から8月末に3泊4日の行程で出かけます。発掘終了が8月24日ですが、一日空けて26日に出かけるというハードなスケジュールです。このゼミ旅行は、私のゼミに所属する学部3・4年生と大学院生とOGも参加するという学年を越えたエベントで、今年で13回目になります。今年は昨年に引き続き、北海道へ出かけます。
昨年は、いきなり、飛行機で最北端、稚内へ飛び、そこからフェリーで、礼文島へ渡り1泊、翌日、礼文島観光後、再び稚内に戻り2泊目、翌日は、ひたすら南下し、札幌に向かい、札幌ビール園でジンギスカンと生ビールを堪能し、3泊目、最終日は小樽に向かい、フゴッペ洞窟の洞窟線刻画や縄文時代の環状列石で有名な忍路環状列石などを見学した後、千歳空港そばのキウス周堤墓を見学して、空路羽田に戻るという行程でした。総勢18名がレンタカー4台に分乗してめぐるというなかなかの強行軍でした。昨年のゼミ旅行の様子は、添付の写真をご覧ください。
今年は、道東方面に出かけます。飛行機で釧路に向かい、釧路湿原や遺跡・博物館を見学し、釧路で1泊、翌日は、摩周湖・屈斜路湖ほを経由して斜里町知床博物館見学し、網走市内で1泊、3日目は網走監獄博物館やサロマ湖畔の常呂遺跡群(東京大学が発掘している遺跡現場も見学する予定)などを見学して、サロマ湖のホテルで宿泊、最終日は、黒曜石の原産地として知られる白滝へ出て、黒曜石を採集、その後旭川に向かい、旭山動物園を見学して、旭川空港から羽田に戻る計画を立てています。
私のゼミでは、夏休みは、この遺跡発掘調査とゼミ旅行が大きなエベントとなっています。みんな参加することを楽しみにしています。みなさんも興味あったらぜひ暉ゼミに所属して、参加してください。

礼文島 スコトン岬
稚内 宗谷岬
苫前町郷土資料館 人食いヒグマ