こんにちは、松田忍です。昭和女子大学ボストンキャンパス(昭和ボストン)に来ています。
歴文3年の八木さんが椎葉巡見の記事を精力的にアップしているので、こちらも負けじと記事をアップいたします。民俗・芸能も歴史学も興味がある八木さんは、9月下旬にいく日本近現代史ゼミのゼミ旅行(北海道)の幹事もつとめてくれています。「八木~!ゼミ旅行楽しみやな~!」とプライベートなメッセージを送りつつ(←メールかLINEでやろう)、ボストン視察記事の続編をアップします。
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視察2日目は、生活面・渡航面で学生をサポートしつつ、リスクマネジメントにあたる学生生活部のスタッフと、ボストンでの学生の生活について多くの情報交換をおこないました。また午後からはボストン短期研修の授業見学もおこないましたよ!
ボストンキャンパスでは、常時100名以上、時には200名以上の学生が生活しています。かなり具体的な事例を伴う情報交換を通して、生活している上で生じるさまざまな問題について、「ボストンでの親」となるスタッフが懸命に対応していることがよく分かりました。
昭和ボストンでは、「学生たちの安全を100%守りきる」ことが絶対的な条件である一方で、「学生たちに多くの海外体験を積ませたい。少しずつ『冒険』を積み重ねてステップアップし、帰国までに大きく成長してほしい」という想いがあり、両者のバランスをどこでとるかがとても重要になっています。
そのバランスを取る上でも、非常に細かな対応がなされています。たとえば昭和ボストンからボストン市街地に外出する際のルール(1人では出かけないというルールや門限など)にしても、「ボストンに来たばかりで海外生活に慣れていない学生」「ボストンにきて一学期経った学生」「二学期経った学生」、それぞれの段階の学生がどの程度のことを街でこなせるかを見きわめながら、非常に細かく設定なさっている事がわかり、学生を縛るためのルールではなく、学生を育てるためのルールとして運用されていることがわかりました。何が本当に学生のためになるのかを考える熱い想いを感じましたよ!
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また他大学の学生と話す機会、アメリカ人に日本文化を伝えるアクティビティなど、現地の人と触れあうチャンスも数多く用意されており、モチベーションを高く保って、英語学習を続けることができると思います。
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そんな取り組みのほんの一例を紹介します。写真をご覧ください。
お寿司の模型に、畳の部屋、ランドセルに将棋にだるま落とし。これはボストン昭和のなかにあるJapanese Culture Center室の様子です。現地の小学生を招待し、学生たちが実物を見せながら日本文化を英語で説明するアクティビティに使われています。書道を教えるための道具や浴衣なども用意されていましたよ。
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以上は、昭和女子大学の教員として情報としては知っていたのですが、今回実際に顔をあわせて話してみて、このキャンパスへの留学であるならば、安心して自信をもって、学生たちに奨められると思いました。
地球の裏側ではありますが、学生たちがチャレンジできる多くの機会を用意して丁寧に育てていくという点において、世田谷とボストンに同じ精神が流れていることを強く感じました。もちろん多くの機会を生かすかどうかは学生たち次第という点は、世田谷もボストンも同じであります。
まだまだ視察は続きます。また記事をアップしますね!