平成27年度山本暉久先生ゼミ旅行in北陸!

山本暉久ゼミ3年です!月日はだいぶ過ぎましたが、9月1~4日に山本暉久先生、井口助手、OGの先輩3名、大学院生3名、4年生1名、3年生6名で北陸地方にゼミ旅行に行ってきました!旅行の様子と印象的だった場所についてご紹介します(#^^#)

【1日目 9月1日(火)】

今年3月に開通した北陸新幹線のかがやき号に乗車!東京駅から金沢駅まで約2時間30分という時間はとても近く感じられました。その後は3台のレンタカーに分乗して北陸旅行の始まり!お昼ご飯を済ませた後、一番最初に向かったのは、市内にある兼六園と金沢城です。

☆兼六園(石川県金沢市)

兼六園は水戸の偕楽園、岡山の後楽園と並ぶ日本三名園の一つに数えられます。もともと金沢城の外郭として城に属した庭であり、江戸時代の代表的な林泉回遊式大名庭園の特徴がそのまま残っています。園内では徽軫灯籠(ことじとうろう)や唐崎松、根上松、栄螺山などを見て回りました。根上松はとても大きく迫力がありました。栄螺山からは霞ヶ池を一望でき、とても良い眺めでした。

☆金沢城(石川県金沢市)

金沢城は天正11(1583)年から明治2(1869)年まで加賀藩前田家14代の居城が置かれました。幾度も火災の被害に遭ったためすべては残っていませんが、平成に入ってから整備・復元工事が進み、平成13年に都市公園として開園しました。菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓の内部に復元されていた当時の階段は、現在のものよりも角度が急で、足がそわそわして怖い怖いと言いながら上り下りをしていました。また、攻めてきた外的を攻撃するための石落としを数多く見られました。

その後は石川県野々市市にある御経塚遺跡へ。ここには復元された竪穴住居がありました。隣接されているふるさと歴史館では、遺跡から出土した縄文土器や石鏃、勾玉、土偶などを見ることが出来ました。

夕飯は宿泊地の近くのお店でお寿司を食べました!!最高においしかったです(*’ω’*)

 

【2日目 9月2日(水)】

朝、コンビニで昼食を調達した後、8時30分に出発し約2時間30分かけて真脇遺跡に移動しました。

 

☆真脇遺跡(石川県鳳珠郡能登町)

真脇遺跡は縄文時代前期初頭から晩期週末までの約4000年間も繁栄を続けた、他に例を見ない長期定住型集落遺跡です。土器・石器と共に大量のイルカ骨が出土していて、確認されたイルカの頭数は285頭と聞き、数の多さに驚きました。イルカの肩甲骨に石器の先端が刺さったまま出土したことや、解体の時に付いた傷が残されていることから、縄文人がイルカ漁を行い、食料にしていたことが考えられます。

輪島塗会館へ向かう途中、重要文化財に指定されている時國家(ときくにけ)へ立ち寄りました♪時國家の初代は平安時代末に能登へ配流された平大納言時忠で、江戸時代には加賀藩の役職を代々受け継ぎ、農業、塩業、回船業などを営んでいたそうです。

輪島塗会館では本物の漆塗り製品をみたり、製作過程の展示を見ました。

見学後はまた3時間ほどかけて宿泊地の金沢市内へと戻ってきました…。運転手の先輩方ありがとうございました。

夕飯は金沢駅付近で加賀料理を食べました。

 

【3日目 9月3日(木)】

この日も8時30分に出発。福井県へ向かいました(^^)/

☆あわら市郷土歴史資料館(福井県あわら市)

あわら市郷土歴史資料館では、桑野遺跡の出土品である玦状耳飾りなどを見せていただきました。玦状耳飾りとは今でいうピアスのようなもので、切れ目部分が下に来るようにして装着させていたといわれています。桑野遺跡は玦状耳飾り以外にも貴重な石器や石製品が出土したということで、国指定の重要文化財に指定されています。

お昼を調達しながら一乗谷へ!

 

☆一乗谷朝倉氏遺跡(福井県福井市)

まず一乗谷で思ったことはとにかく広い!!そんな広い遺跡全体が国の特別史跡に指定されているのでとても見応えがありました。朝倉家最後の当主朝倉義景館跡はまわりを歩いていても十分広さを感じ、上からみると史跡のあとが完全に出てきていて主殿の広さなどがとても分かりやすかったです。高台をのぼり3つの庭園あとを見学した後に、城下町の復元町並へ!庶民の家や武家屋敷を発掘調査や当時の資料から復元した場所で一軒一軒の広さの違いや井戸の場所、厠の場所も再現されており、想像しながら見学できました。

道の駅に寄り道しながら敦賀市の宿泊地へ。

夕飯は翌日博物館でご案内いただく小島さんとの会食でした。食事後、宿舎の先生のお部屋でゼミ旅行の打ち上げを行いました(^◇^)

 

【4日目 9月4日(金)】
美味しい朝食をいただいて9時に宿舎を出発!若狭湾にほど近い若狭三方縄文博物館へ向かいました。

 

☆若狭三方縄文博物館(福井県三方上中郡若狭町)

若狭三方縄文博物館では、学芸員の小島秀彰さんに解説をしていただきながら鳥浜貝塚の出土遺物を見学しました。通常、漆製品や木製品というのは腐食して残りにくいのですが、鳥浜貝塚は低湿地遺跡であり、だからこそ残った赤漆塗の櫛や丸木舟などの遺物を見ることが出来たのが印象に残りました。また、鳥浜の春・夏・秋・冬それぞれの食事の献立が展示されていて、縄文人を身近に感じることが出来ました。

 

三方五湖のジェットクルーズはいい天気の中、のんびりとした時間を過ごすことが出来ました☀

帰りは滋賀県の米原駅から東海道新幹線で東京まで帰ってきました。

4日間を通して、仲間との絆が深まったのはもちろん、先輩方とも様々なお話をすることが出来てとても有意義な時間となりました。ただ観光しに行っただけではなく、自分たちの勉強している縄文時代の遺跡やそこから出土した遺物を展示している博物館の見学をすることができ、とても勉強になりました。

来年のゼミ旅行先はまだ未定ですが、今からとても楽しみです!!