年末年始の京都散策(前編) [2016年01月03日(日)]

あけましておめでとうございます。松田忍です。

本年もよろしくお願いいたします。

実家が京都なもので、年末年始はだいたい京都の町をぶらぶらと歩いています。昨年は八坂神社から三十三間堂という定番コースを歩いたうえで、京都国立博物館の平成知新館をたっぷりと堪能したのですが、今年はちょっと趣向を変えてみました。京都散策コースを紹介しがてら記事を書いてみたいと思います。

12月31日 実家の近所を散歩。

神泉苑を経て、↓↓↓にいってきました。どこだかわかりますか。

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正解は昨年も訪れた壬生寺です。歴文生すごいなぁと思うのは、ゼミのLineグループに「ここいってきました」と写真だけ載せてアップしたところ、瞬時に「壬生寺!いいなぁ!」と返信が来るところ!!笑 さすがです。

壬生寺では近藤勇像をみて、そして新撰組ファンたちのファンノートみて「イラスト上手いなぁ!」と感嘆いたしました。

そして実家に戻り、年越し蕎麦をいただき、2015年は暮れていきました。京都の年越し蕎麦はにしん蕎麦。葱をたっぷりのせていただきます。そういや神泉苑では大晦日には年越し蕎麦がふるまわれるんだと親がいっていました。一度食べてみたいものです。

年があけまして2016年1月1日。例年通り北野天満宮を参詣。今年の正月はとても温かかったですよね。天神さんもなんと梅がもう咲いていました。梅園が2月からのはずですが、花は持つのかな?

最近腰がちょっと疲れ気味なので、撫で牛の腰を重点的にさすります笑

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天神さんを出ると、今出川通りを西にテクテク歩き、北野白梅町を経て、きぬかけの路を歩いてみました。北野白梅町にある高校に通い、陸上部に所属していた私にとっては「竜安寺廻り3kmコース」として頻繁にトレーニングした道でもあります。

ちなみにお盆の五山の送り火をド迫力で見たいのならば、北野白梅町はかなりのオススメスポットです。左大文字を真っ正面に臨むことができます。中高時代は左大文字を真っ正面に見ながら、西大路通りを自転車をコギコギ駆け上り登校していました。五山の送り火で大文字が見えるスポットとしては出町柳が有名ですが、ちょいと混みすぎとの噂(いったことはないです)。

さてきぬかけの路です。正月ともなりますと、東山や嵐山のほうは人でごった返しているのですが、こちらのほうはすいていて良いですね。衣笠山の優美な山容をみながら、のんびりと散歩します。

まずは等持院。あちらこちらに2つ引きの紋があることからもわかるように、足利将軍家菩提の禅寺です。足利尊氏の墓もありますし、室町幕府の歴代将軍の木像も安置されています。

幕末におこった足利三代木像梟首事件でさらされたのは、まさにここ等持院の木像の首です。

禅寺で楽しみたいのは庭園ですね。抹茶をいただきながらしばし贅沢なひとときを過ごしました。

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続きましては龍安寺。いうまでもなく15個の石と白砂だけで構成された庭園があります。1月ですので桜も咲いていません。でも、本当に飽きないんですよね。この庭。眺めれば眺めるほどいろいろな発見があります。

かつて英語の授業で李御寧『縮み思考の日本人』を読んだことを思い出しました。究極のミニチュアリズム。小さな箱庭に世界の全てがつまっているキモチヨサ。小さなものにとてつもない「情報量」が詰まっていることを愛する心がそこにあるのかなぁと思ったり。

それは別に現代の日本文化と切れているわけでもないと思うのです。たとえば「ヲタク」の人が愛するフィギュアだって、指先の細やかな作り込みとか衣服のシワとか、一つ一つに想像力をかきたてる「表情」があることが良いわけですよね、多分。それって盆栽を愛でる心と同じじゃないと思ったりするわけです。

そういえば等持院の床の間にも盆栽が飾られていたなと思い出しつつ。

最後は仁和寺。宇多天皇が法皇となって移りすみ、幕末に至るまで、皇族が代々門跡をつとめたことから御室(おむろ)と呼ばれて京都人に親しまれています。子どもの頃、祖母と一緒にお詣りした思い出深きお寺です。

今回はたまたまお寺のかたの解説の時間帯と重なり、相当詳しいお話しまで伺うことができ、たいへん勉強になりました!

仁和寺は近代の歴史にも深く関わっている寺院であります。明治維新にあたっては、仁和寺の門跡であった仁和寺宮嘉彰親王(のちの小松宮)が還俗し、東北征討を進める新政府軍の指揮をとっていますし、太平洋戦争末期の1945年1月には昭和天皇を出家させ、仁和寺の門跡とする形での終戦工作を、近衛文麿らが画策したことが伝えられています(もちろん実現はしていませんが)。その話しあいがなされたとされる部屋も説明していただきました。

下の写真は宸殿から勅使門を撮影。勅使門があけられるのは最近では年1回、宇多天皇の母の御霊を御輿で迎えるときだけだそうです。右側に少し写りこんでいるのは一般の皇族が出入りする皇族門です。

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今回は時間の関係上行きませんでしたが、ちょっと変わった京都歩きをしたい人は「御室(おむろ)八十八箇所霊場」参拝なども面白いかも知れませんね。仁和寺の裏山に88の小さなお堂が連なっており、そこを回ることで西国八十八箇所霊場を回ることに代えるかたちになっております。

約3kmの行程は京都の小学校の定番遠足コースでもあります(今もそうなのかな?)。たしか小学校3~4年生のときに行った記憶が。小学生にも歩ける道とはいえ、結構アップダウンが激しいので、必ず運動靴でいった方が良いと思います。そして例によって、中高時代の陸上部トレーニングコースでもありました笑

続きは後編にて。