【プロジェクト参加記】美術館カフェプロデュース

皆さんこんにちは!

歴史文化学科3年の小尾と中里です。

私たちは、世田谷美術館×世田谷サービス公社×昭和女子大学地域連携センターの「美術館カフェプロデュース」というプロジェクト型協働インターンシップに昨年の6月から参加しています。

皆さんセタビカフェに訪れたことはありますか?

セタビカフェは、その名の通り世田谷美術館に併設されているカフェです。私たちは、女子大生ならではのアイデアを活かしたコラボレーション企画を提案しました。

6月のキックオフミーティングから始まり、夏季休暇中には国内外の美術館に併設されているカフェを全24か所調査しました。資料を作成し、プロジェクトメンバーで共有することで、具体的なアイデアを練っていきました。

昨年の利用者年齢別アンケートより20代の利用者を増やすことを目標とし、その中でも20代がよく利用するSNSをキーワードに「インスタ映え」するセタビカフェを目指しました。利用者がセタビカフェに来店し、そこで気に入ったメニューや内装をインスタ等のSNSに載せてもらうことで投稿を見た第3者の利用者が増加することが目的です。今年度は世田谷美術館で開催中の「ボストン美術館パリジェンヌ展 時代を映す女性たち」とコラボレーション企画を企業の方々にプレゼンを行いました。

 

企業の方々にたくさんのアドバイスを頂いて、3つのアイデアが実現しました!

企画①  ランチョンマット作成!

セタビカフェ店内で使用するトレイの上に乗せるランチョンマットを作成しました。

使用した画像はパリジェンヌ展に展示されているものを使用し、簡単に解説を載せました!

企画②  コラボメニュー名考案!

– #Rêve de Paris – (レーヴ・ド・パリ) 1000円(税込)ドリンク付き 1日限定20食。 ~4月1日まで

「Rêve de Paris」とは日本語で「パリの夢」という意味です。私たちは今回のパリジェンヌ展に、パリで生きる女性たちの力強さと美しさを感じました。そこで「夢(レーヴ)」という言葉に、当時のパリジェンヌたちが持っていた夢と私たちの夢をかけるとともに、女性たちがパリに持つ憧れを夢として表現しました。また、「#(ハッシュタグ)」をつけることで女子大生らしさを表しました。

企画③  ラテアート作成!

【パリジェンヌ展コラボデザイン】(左) SeTaBiCaféはワンちゃんのお散歩の休憩に来店できることも魅力の一つです!そこで、フランスで人気の高い犬種であるプードルのシルエットをモチーフに採用しました。

【フリュマンス・ビッシュの肖像】(右) 世田谷美術館  所蔵、アンリ・ルソー作《フリュマンス・ビッシュの肖像》のヒゲをモチーフにデザインしました!こちらに合わせてシルクハットもデザインを加えたので是非注目して下さい。

1月12日には、報道内覧会に参加させていただきました。

記者の方々との内覧会は、独特な空気感に緊張しましたが、とても貴重な経験になりました。

パリジェンヌへの憧れは、華やかなドレスに身を包みお洒落な生活を送っていることに対してなのかと思っていましたが、各時代の強く多様な人生に対する憧れもあると展示を見学して感じました。

 

このプロジェクトを通して、ビジネスマナー等といった基本的なことや、他学科の人たちと考えることで1つのアイデアに対して多角的に考えることを学びました。また、企業の方々を相手にプレゼンを行った際には、学生目線と企業の方々が求めているものの違いに気づきました。良いと思ったものでも、当たり前ですが利益やお店の回転率を絡めて考えていかなくてはなりません。良いものは良いだけではダメだというところに難しさを感じました。

多くの方々に協力していただき、貴重な経験することが出来ました。

少しでも興味を持って下さった方は、S-LABO、Twitterをぜひ見てください!!

S-LABO→https://univ.swu.ac.jp/slabo/projects/2016-setabi

Twitter→@SeTaBiCafe_SWU

また、4月1日まで世田谷美術館にて『ボストン美術館パリジェンヌ展 時代を映す女性たち』を開催しています。展示を見た後は、カフェでゆっくりしませんか?