学寮研修(2年生)をおこないました! ―労作― [2018年06月17日(日)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

2018年6月12日から6月15日まで、神奈川県大井町の東明学林にて、歴文2年生の学寮研修をおこないました。今年も、約100名の学生が3泊4日の共同生活をおこなうなかで、濃密な研修プログラムが実施され、大きな成長の機会となりました。

何回かにわけてその模様をお届けしたいと思います。まずは労作奉仕を取りあげます。

今回の労作では「みかんの施肥」をおこないました。6月中旬のこの段階でミカンの木には小さな実がすでについています。

この実が一夏かけてだんだんと大きくなっていき、晩秋から初冬にかけて、おいしいミカンとなっていくのだそうです。そのためにはこの段階で肥料を与えておかねばなりません。おそらくほとんどの学生が体験したことのない作業ですね。

1 前日の事前準備

学寮研修初日には労作係の学生16名に対して、東明学林の職員から作業方法のレクチャーがおこなわれました。2日目の作業当日には職員は最低限のサポートをおこなうだけであり、16名の学生が約100名の学生を指揮して作業を進めることになります。労作係の学生は、当日に起こるであろう混乱を予測し、全員に作業方法を周知して安全に正確に作業をしてもらうための段取りを熱心に話し合っていました。

2 道具の準備

さて当日。心配されていた雨も降らず曇りの天候。早めに集まった労作係の学生が道具の準備をおこないます。

3 全員集合

そして係以外の学生が寮室からでて集まってきます。本日の労作がうまくいくかどうか、それはこの段階で既に決まっているのかもしれません。事前の計画がうまくいっていればうまくいくし、計画が詰めきれていなければ、みんなが作業方針がわからずに混乱してしまいます。さて、どうなりますか!?

4 作業開始前の全体ミーティング

今回の労作係の主任・副主任には、力はあるものの、どちらかいえば物静かな学生がついていました。しかし一番重要なリスクマネジメント(道具の安全な使い方の説明)を実際にやって見せて堂々と説明するなど、見事な仕切りで労作ははじまりました。2人には本当に大きな経験になったと思います。「立場」が人を育てることも数多くあるからこそ、「立場」につく経験こそが重要です。そして手前味噌にはなりますが、昭和女子大学には「立場」につく経験が本当に山のようにたくさん用意されていますよ!

5 現場での労作係学生からの説明

グループごとに施肥の現場に移動します。寮室メンバーごとの作業グループとなります。おそらく前の日の晩にそれぞれの寮室で段取りの説明をしたうえで当日に臨んだのだと思いますが、それを踏まえて現場での作業行程の最終確認がおこなわれました。

6 作業開始!!

さていよいよ作業開始です。作業内容がわからずとまどっている学生は一人もおらず、この時点で成功を確信いたしました!みんながそれぞれの持ち場で、楽しく、真面目に、丁寧に、仕事を進めていきます。きょうびの若者ですから、「農作業とかだり~わ」みたいな学生がいてもおかしくないと思うのですが、誰も逃げずに持ち場を守るのが歴文生の魅力です。

カメラを向けるとこの笑顔。ストレス無く作業を進めているようでひと安心!「女子大生+農具=??」ですね笑 斬新!

作業現場の全体像はこんな感じです。結構な斜面での作業です。残念ながら曇天でしたが、晴れていて富士山を間近にみながらの労作だったらもっと気持ちよかっただろうな~。ちょっと残念!

7 道具の後片付け

そして作業は順調に終わり、道具の後片付けに移ります。

当日は作業をずっと見守って下さった東明学林の職員さんたちですが、クワやスコップなどの道具を大切に扱うべきことは、丁寧にご指導下さいました。ありがとうございます!

8 係学生の最終ミーティングおよび講評

最後に係学生の最終ミーティングです。

想定より相当早い時間で全ての作業を完了することができ、東明学林の職員さんからもお褒めの言葉を頂きました。それと同時に労作係以外の学生が一生懸命協力してくれたからこそ、円滑な労作となったことを理解して、お礼の気持ちを必ず言葉で伝えねばならないと話してくださいました。

私からは、係の学生への講評として、素晴らしい労作であったことを伝えてねぎらいました。

またどんなプログラムであっても反省点をだし、次同じようなプログラムをおこなうときの経験値としていく必要があります。今回でいえば、作業の「終わるタイミング」が明確ではなく、作業終了宣言をだせなかったがために、後半がバラバラとした解散になったことは改善可能じゃないかと伝えました。

たとえば作業終了チケットを事前に作成して労作係の学生に渡しておいて、労作係学生が自分のグループで作業が終了したら、チケットを主任に提出する。そして全てのチケットが主任に集まった段階で、主任から作業終了宣言をだし、撤収及び道具の片付けを指示する方法があったのではないか、そうすると全員が達成感をもって、気持ちよく一斉に作業を終えられたのではないかと話しますと、学生たちはとても熱心に聴いていました。

でも改善ポイントがあることは悪いことではありません!みなさんはまだ学生であり、まだまだチャレンジの機会があるのですから。こうしたチャンスに経験値をためて、次はもっとうまくいくように頑張ろう!

おつかれさまでした!ありがとうございました!

労作の内容は季節ごとに異なるため、学生たちには前例となる模範があったわけではありません。前日に聞いたことから、当日におこりうる状況を想像して段取りをたて、円滑に安全に作業をやりとげた学生たちには心から拍手を送りたいと思います!