【学生記事】文書情報管理士の資格取得

こんにちは。歴史文化学科4年のM.Sです。私はこの2月に「文書情報管理論集中講座」を受講して、文書情報管理士2級の資格を取得しました。
近年ではマイナンバー制度や個人情報保護法などにより、情報を保管する企業にも責任が求められています。情報漏洩や紛失は企業の存続を問われる重大な問題となります。そこで、書類を安全に保管するにはどうすれば良いのか、個人情報はなぜ漏れてしまうのか、というようなことを文書情報管理士の資格を通じて学び実践に活用させる、というものです。
私が文書情報管理士の資格を取ろうと思ったきっかけは2つあります。1つ目は、私は現在歴史学日本近世史ゼミに所属しています。近年、歴史学にとって大事な分野としてアーカイブズがあります。アーカイブズとは、古文書を始めとした史料からデジタルの情報まで、どのように保存、管理、収集、検索していくかを考える学問です。私はアーカイブズにも関心があり、文書情報管理士とは密接に関係しているからです。2つ目は就職した企業で役に立つと思ったからです。内容だけ見てしまうとIT企業などでしか役に立たないのでは、と思ってしまう方もいると思いますが、現代ではどのような企業でもITの部署はあり、またもしそのような部署に配属にならなかったとしても自分にはこういう知識があるんだ、という自信にも繋がると思います。

「文書情報管理論集中講座」の様子

私は集中講座を受講しましたが、今年度からは前期月曜4限に「文書情報管理論」という授業として開講されます。授業は基本的にテキスト中心で進みます。また、皆さんが最初に受験する2級は主にテキストから出題されるため授業をしっかり受講する、習ったことは復習する、という基本的なことを行えば合格できると思います。また、学芸員や司書の資格を取っている方、取ろうと思っている方にも役に立つ資格だと思います。
これから資格を取ろうかなと思っている方や何を取ろうか迷っている方、ちょっとでも興味が湧いたという方はぜひ積極的に挑戦してみてください。就活も含めてきっと今後の自分のためになると思います!

 

 

※「文書情報管理論」の授業を履修し、授業内の認定試験に合格して認定料を納めた場合、 文書情報管理士2級の資格が認定されます。

※「文書情報管理論」は歴文の専門科目で、前期のみ月曜4限に開講しています(後期は開講していません)。