雑誌サブスクのすすめ【特に新入生に!】

こんにちは、松田忍(日本近現代史)です。

今サブスク(サブスクリプション)が流行っていますよね。動画の定額サービス、音楽の定額サービス、ゲームの定額サービス、はたまた定食屋の定額サービスまで登場して、世の中のトレンドになっています。

動画や音楽については、趣味に応じて、そして生活が崩壊しない程度(笑)に応じて、うまく使って行けばいいかと思いますが、私が歴文生、特にこの4月から大学生活をはじめる新入生に対してオススメしたいのが、雑誌サブスクです。

美容院で髪を切って貰うときなど、雑誌を渡されて読みながら切って貰うことありますよね。松田も昔はちゃんと若者雑誌渡されていたのに、最近はだんだんとおっさん向け雑誌を渡されるようになり、「あぁ↓」と落ち込んだりする、アレです笑 でも最近はタブレットを渡されて、雑誌サブスクから自由に好きな雑誌読んで下さいなっていうお店も増えてきたように思います。

雑誌サブスクは月額数百円を払うことによって、数百誌の雑誌がスマホで読み放題になるサービスです。紙で売られている雑誌の全ての記事が読めるわけではありませんが、それでも得られる情報のコスパは最強です。

いくつかの会社が雑誌サブスク事業を展開していて、どれを選べばいいのか迷うかも分かりませんが、基本どれでも大した違いはないのかな?(調べてみて下さい)。私自身はdマガジンを使っていますが、別にドコモさんのファンだったとかいう訳でもなく、たまたま最初に登録したのがdマガジンで、あとは特に不満もなく、使い続けています。

でもお金のない学生だったら「情報だったらインターネットサーフィンすれば無料じゃん?雑誌に書かれているような情報も大事なものはネットのどこかにあるだろうから、わざわざ数百円払うのももったいない!」と思うかもしれません。

そんな学生に松田が言いたいことは……「ネットの世界は急速に『縮小』しつつある」ことです!!

大事なことなので、もういちど言います。

インターネットの世界は無限であるようにみえて、実は急速に縮小しつつあるように思います!!

インターネット黎明期からネットサーフィンしつづけてきた人間からすると、今のネットは窮屈でなりません。つまりネットサーフィンしていて、新たな考え方に出会ったり、新しいサイトにいきつくチャンスがものすごく小さくなっているように思います。

その理由として挙げられるのは、ネット検索技術の高度な発達と個人の嗜好を特定して提示していく広告技術の発達です。ネット世界は自分の「好きなこと」ばかりが提示される空間になりつつあります。みなさんもなにか欲しいものがあって検索したら、それ以降もそのものの関連情報ばかりが表示されるようになった経験があるかもしれません。

あるいは、あるアイドルグループのことを調べるとして、そのグループのファンだったら「アイドルグループ名 + かっこいい」とかで検索しますよね?一方で嫌いだったら「アイドルグループ名 + 嫌い」で検索するかもしれません。そうするとネット空間は、たちまち君たちの嗜好に賛同してくれる声ばかりが集まる「イエスマンだらけの空間」になってしまいます。それで自分の気持ちは満たされるかも分からないですが、狭い空間ではありますよね。

また無限ともいえるくらい膨大な情報がネットにあるとはいっても、検索して探すということが基本になっている中で、そもそもの検索ワード自体を知らなければ、たどりつくことが出来ませんし、視野を広げることも出来ません。

【雑誌サブスクのすすめ その1 視野を広げよう!】

そうした視野を広げるのに役立つのが、まず本や新聞や雑誌を「眺める」生活習慣です。

通学のスキマ時間、授業が始まる前のスキマ時間、スマホで雑誌の表紙を眺め、気になるものがあったら記事を読んでみる。そうすることで、あなたの社会的経験値はどんどん上昇するよ!

また雑誌に目を通して、キーワードを知ると逆にネットの価値も飛躍的に向上します。だって洋服探すのだって、ブランド名知らなかったら永遠にそのサイトにたどりつけないじゃん?でも雑誌で見て、「これいいな~」って服をみつけたら、その名前で検索できるじゃん?

【雑誌サブスクのすすめ その2 自分の知らない世界を知ろう!】

次に雑誌サブスクの利点をあげると、普段本屋さんで絶対立ち寄らないコーナーの雑誌も気軽に見られます。

たとえば先日松田はオシャレ業界に興味がある就活学生と話していて、いくつかの女性誌が話題になりました。松田は現代の女性誌については詳しくないわけですが、その後すぐにサブスクで『non・no』を読んでみて、はじめて『non・no』が,高校生から大学生、そして社会人になっていくときの女性たちのお手本的な立ち位置の雑誌なんだなと理解できました。そして後日その学生との業界研究の話題がさらに広がりました。

『non・no』なんて、松田のようなおっさんが本屋さんで立ち読みしていたらちょっと不審ですよね?笑 もちろん悪いことをしているわけじゃないが若干憚られるし、レジに出すときは「いやー娘に頼まれまして~」って言い訳したくもなる笑

だけど雑誌サブスクならば気軽に見られる。

君らだったらなんになるんだろう?おそらく年上層とか男性が読んでそうな雑誌にさらーと目を通しておくことが多分君らの強みになる。

【雑誌サブスクのすすめ その3 情報を比較しよう!】

さらに雑誌サブスクには、同じ分野について、複数の雑誌で書かれた記事を一気に横断してみることができる機能もあります。この機能はもっと充実して欲しいと思っていますが、少なくともそういう横断的な利用の仕方もできる。

これはすごく面白い!雑誌がだされた曜日によって、段々と情報が詳しくなっていく様子をみることもできるし、情報ソースの違いによって、同じ事件の描かれ方でもかなり違っていることを体感できる。

情報の成り立ち方をきっと感覚的に掴むことが出来る様になるよ。

【雑誌サブスクをさらに活用するために!】

メディアには二通りあります。「キーワードを使って必要な情報を探してくる図書館やネット」、「キーワードの束を向こうからプッシュして押し出してくれる新聞や雑誌」、片一方だけではダメ!その両方を行き来することが大学に入ってから視野を広げていくためのポイントだと思うぞ。

この記事を読んで、「おっ、楽しそう!」と思ったら、是非情報面での「大学デビュー」をしてみよう!