こんにちは!歴史文化学科3年のY.Hです。
12月3日(土)に東京・日本橋地域×昭和女子大学SDGs TERAKOYA(寺子屋)プロジェクトの活動の一環として日本遺産に制定されている「箱根八里」の魅力発見モニターハイキングに参加しました。
神奈川県小田原市・箱根町・静岡県函南町・三島市を結ぶ旧街道「箱根八里」は、江戸時代初めに徳川幕府が整備した東海道の一部で、現在でも宿場町や茶屋、関所や並木、一里塚と道沿いに次々と往時のままの情景が残されています。
「入り鉄砲に出女」で知られる箱根関所。旅人たちに厳しい改めを行った大番所、関所破りの極悪人を拘留した獄屋。芦ノ湖を高台から見張る遠見番所などが復元され、当時の様子を見ることができます。これはどんな裁きをしているところなのでしょうか…!
箱根山麓の冷涼な気候で育った「三島キャベツ」は甘みが強く、柔らかい食感が特徴。
収穫したばかりのキャベツは水分が多く、とても重量感がありました!
「甘酒茶屋」は旧街道沿いに佇む杉皮葺きの一軒家。店内には囲炉裏の煙が立ち込め、観光客を歓迎しているかのようでした。「旅人に休みはない」という当主・山本さんは、年中無休でこの茶屋を営業しているそうです。砂糖を一切使用していないという名物の甘酒は優しい甘さで、体の芯から温めてくれました。
「天下の嶮(けん)」と言われ、東海道第一の難関と呼ばれていた箱根八里には江戸時代から遥かな時を越え、旅人達の歴史が残されていました。豊かな自然と歴史を体験することができ、とても充実した1日でした!