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春の特別展「発掘で何がわかる?」開催中 [2017年06月09日(金)]

現在、光葉博物館にて春の特別展「発掘で何がわかる?-昭和女子大学生の発掘調査・活動から-」が開催されていますnotes

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中屋敷遺跡(神奈川県)や諏訪原遺跡(山梨県)での発掘調査を通して、発掘の基礎知識や発掘で得られる成果について学べます。
展示は、中屋敷遺跡で発掘された土偶形容器をキャラクター化した「やしきちゃん」と歴史文化学科公認ゆるキャラの「歴まる」が案内しますパステル星 デコメ絵文字

発掘調査に関わっていた卒業生の方にとっては、懐かしい写真が満載ですhappy02shine
考古学をよく知らないという方も、写真やクイズで楽しみながら発掘について知ることが出来ますので、是非足をお運びくださいhappy01

また、6月10日(土)・17日(土)にはミニ土器や勾玉、ガラス玉をつくるワークショップを開催します(事前申込制・先着順 ※空席がある場合は当日申込も可能です)。
こちらも是非ご参加ください!

パステル星 デコメ絵文字詳しくは、光葉博物館ブログパステル星 デコメ絵文字

(助手W)

 

諏訪原遺跡発掘調査の準備講習会! [2016年07月28日(木)]

こんにちは、松田忍(日本近現代史担当)です。

ここ数日、昭和之泉のほとりに、考古学系の学生たちの怪しい人影が・・・。

じゃじゃん!こんな感じです。

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この機械は以前歴文ブログでも紹介したのですが覚えてますか?こちらです。光波測距儀です。昭和女子大学の発掘現場で活躍する道具でして、発掘された遺物の高度と場所をミリ単位で記録する優れものの機械なんです。

考古学を専攻する学生たちの卒論や修論の話を聞いていると、石器や土器がどのような位置関係で発掘されたかが、分析の重要な材料になる学問なんだなということは分かります。だから光波測距儀の扱いに習熟することは非常に大切なことなんだろうなと思います。

ただその使い方にはコツがあるそうでして、発掘現場に行ってから練習していたのでは時間がもったいない。だから世田谷キャンパスにいるうちに、先輩から後輩たちに、使い方を伝授しているそうです。つまり怪しい人影は光波講習会の模様でした。奥の方で棒を持って立っているSさん(4年生)はここのところ、連日後輩を指導しているそうですよ!

そして測距儀を覗き込む真剣な眼!

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大事なことをなんでもかんでも先生から教えるのではなくて、先輩から後輩へと伝授していくのが昭和女子の考古学の流儀。

だからこそ縦の絆がとても強い!そして各地の教育委員会などで、仕事として発掘に従事するOGたちもたくさんいらっしゃいます!

昨日学科の教職員の懇親会があり、環境考古学の授業を担当して頂いている佐々木由香先生とお話しする機会がありました。佐々木先生によりますと、昭和女子の考古学出身で結婚するOGがいると、上から下まで10歳以上違う代の先輩後輩が集まって、ワイワイとお祝いするそうですよ!

私は歴史学をやっている人間で門外漢ではあるのですが、昨年発掘現場を冷やかしに行って参りまして、考古の現場は厳しさと楽しさがコインの両側のように存在している場所だなぁと思いました。

考古学に興味のある受験生の皆様!昭和女子の考古学の輪に入ってみませんか!?充実した大学生活が過ごせると思うぞ~!

文化史学会第32回大会のご案内 [2015年11月30日(月)]

12月5日(土)に文化史学会第32回大会が開催されます。
どなたでも参加自由ですので、ふるってご参加ください。
〈日時〉平成27年12月5日(土)13:30~17:00
〈会場〉昭和女子大学 研究館6階 6S03教室
〈参加費〉無料(申込不要)

☆★大会プログラム★☆
13:30~ 
  【開会挨拶】
13:35~14:20
  【大会講演】吉成薫(昭和女子大学教授)
    「古代エジプト史と日本古代史」
〈休憩〉
14:25~15:10
  【大会講演】早田啓子(昭和女子大学教授)
    「仏教の思想と文化」
〈休憩〉
15:20~15:40
  【調査報告】石下翔子(昭和女子大学大学院生)・鈴木英里香(昭和女子大学大学院生)
        高田夏帆(昭和女子大学大学院生)
        小泉玲子(昭和女子大学教授)・山本暉久(昭和女子大学教授)
    「山梨県北杜市諏訪原遺跡2015年夏季発掘調査報告」

〈休憩〉
  
15:55~16:25 
  【研究発表】角田美保子(昭和女子大学助手)
    「明治期女子洋装の制度化
     -美子皇后の大礼服洋装化への準備過程-(仮)」
16:30~
  【閉会挨拶】
終了後、懇親会を行いますので是非ご参加ください!

【懇親会】
 〈時間〉17:00~
 〈会場〉研究館5階学生ホール
 〈会費〉無料
文化史学会大会に関するお問い合わせは
昭和女子大学 人間文化学部 歴史文化学科 教授室
(Tel:03-3411ー5375/Fax:03-3411-7059)
までお願いします。
第31回大会の様子

第31回大会の様子

諏訪原遺跡調査参加記(7)先生からのご講評 [2015年08月20日(木)]

こんにちは、松田忍です。

今年の諏訪原遺跡発掘調査に対する感想を、1~2年生、3~4年生、大学院生の順番にアップしてきましたが、最後に小泉玲子先生(古墳時代の考古学がご専門)、山本暉久先生(縄文時代の考古学がご専門)のご講評をアップいたします。歴文に興味あるなあという受験生のみなさまは是非お聞きになって下さいませ。両先生のお人柄がよく分かると思いますよ!

【小泉先生のご講評】 来年日程があえば・・・笑/発掘は初日と最終日がきつい/苦労や辛さがあるからこそ、深く楽しむ ことができる学問、それが考古学/たとえ考古学を専攻しなくても、考古学と関わり続けていく道はあるよ。

【山本先生のご講評】 テル先生が考古学を目指し始めたきっかけ/大学の授業よりも遺跡の調査だった/自分の道を貫いている先輩もたくさんいる/自分が大学で何を学ぶのかをしっかり考えよう/68歳がずっと掘ってたら倒れるよ。でも瞬発力はあるぞ!/また来年会いたいな。

松田が諏訪原遺跡を見学した証拠画像もあげておきます。ねこを押して土山に土を運搬する松田(なぜか連続写真笑)。

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何点か土器が出てきました。竹ぐしに注目!

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写真は小泉先生に撮影していただきました。ありがとうございました。

諏訪原遺跡調査参加記(6)現場を張る大学院生たち [2015年08月17日(月)]

こんにちは、松田忍です。

昭和女子大学の歴文で学び、発掘の実習をふくめて所定の単位を修得すると「2級考古調査士」の資格を取得できます。そして、さらに大学院に進学し所定の単位を取得すると「1級考古調査士」に認定されます。

考古調査士資格認定機構のHPをみると、考古学の専門機関に就職した考古調査士有資格者のリストが公開されています。我らが昭和女子大卒業者も多数、各教育委員会などで働いていることが分かりますよ!

8月15日には、OGのみなさまが10名も現場にかけつけてくださいいました!そのなかには、考古学の最前線で働いていらっしゃる方も多数いらっしゃいました。考古学を生涯の仕事としたい学生にとっては、そうした先輩たちと触れあい、貴重なお話しをうかがえるのも、発掘調査の醍醐味なんだろうなぁと思いました。

さて、以上までは歴文の教員として知識としては知ってはいましたが、「1級」と「2級」の違いがいまいちピンとは来ていませんでした。

しかし、今回現場を見学して、1級考古調査士の卵である大学院生は、発掘調査プロジェクトにおいて完全に「運営側」であるということが本当によく分かりました。前述のHPに掲載された1級考古調査士の資格説明にも次のようにあります。

遺跡の発掘調査において、主体的に調査に関わり、安全管理や衛生管理をはじめ発掘調査の全工程において現場を統括し、関係機関との調整など、実務を担当でき、また報告書の執筆や編集において、主体的に総括できると認められるもの。

テル先生は、大学院生に対して「おめぇらの立てた発掘方針なんて、どうせ俺の一言で覆されるんだから、方針を立てるだけ無駄無駄~」なんて、愛情たっぷりにおっしゃっていましたが、3人の大学院生が密に話しあい、現場をコントロールしながら、みんなを鼓舞して、調査を進めている姿がとても印象的でした。

現場を飛び回る大学院生の姿がこちらです。

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歴文OGでもある3人はどんな気持ちで調査に臨んでいたのでしょうか。前半組の打ち上げの際の感想を聞いてみましょう。

1週間で帰宅する下級生とは違い、2週間参加の大学院生はようやく折り返し地点です。後半も、歴文の学生にたくさんの指導をしてあげて下さい!

そして調査が終わっても、遺物の整理や接合作業を先導し、さらには報告書の作成へと仕事は続きます。そしてその任務の傍ら、ご自身の修士論文も執筆せねばなりません。これから修士課程修了までずっと山場ですね。しっかり頑張ってね!

諏訪原遺跡調査参加記(5)参加学生の雄姿一挙紹介! [2015年08月17日(月)]

ではここで、参加学生の雄姿を一挙紹介します。みなさん飛び回っていますので、結果的に、一箇所でとどまって調査している学生に写真が偏っちゃったのは本当に申し訳ないです……。

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発掘現場全景(左が遺跡、右のテントがベース)

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是非、現場の静かなる熱気を感じてくださいませ!

諏訪原遺跡調査参加記(4)発掘ファッション名鑑 [2015年08月17日(月)]

こんにちは、松田です。参加記の続きです。

発掘は炎天下の作業となるので、全員、強い紫外線を防ぐことを第一に考えた服装をします。

これは「日光は美容の大敵!」みたいな生温い話ではなく、自分の命を守るための装備であります。今回も、万全の注意をしていてもなお日光にやられて湿疹がでてしまった学生がいましたし、発掘歴50年のテル先生ですら、油断して火ぶくれになったことがあるそうです。

ということで、今回は独断と偏見にて、発掘女子のみなさまのファッション名鑑(!?)を取り上げます。

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左は長袖ジャージと帽子。これが推奨の基本スタイルになっているようです。帽子は農作業用に売られている帽子(首の後ろを守る布が標準装備)を多くの学生がかぶっています。胸に名前がついている高校のジャージ着用の学生もいますが、顔が見えない分、名前が分かりやすくていい!

中央の2人は虚無僧みたいになっていますね。左にいるのは現場を仕切る大学院生なのですが、上級生になるとウエストポーチに発掘グッズを仕込んでいます。何回も参加している学生は、毎年毎年少しずつ、マイグッズを揃えていくのが楽しいみたいですよ!

右の学生はつなぎに長靴のパーフェクトスタイルです。もう何度も現場を踏んでいる大学院生の背中には、頼もしさが漂います。

熱中症を防ぐため頻繁にとられる一斉休憩では、よく冷えたお茶とスポーツドリンクが配られます。長袖を脱いで、みなさん一休み。

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休憩中はテル先生もこのリラックスぶり。御年○○歳で、いまだ現場・現役ってすごいことなんですよ!現場でみると、一段と若々しいです。

この時もカメラ談義。「宮崎あおいが首から提げてるカメラは、買わねばならないという義務感にかられて買っちゃうんだよなぁ」とオリ○パス党のテル先生。

普段は現場総監督に徹しているテル先生ですが、調査期間終了間際に「ここまでは絶対に今年中に調査を終えたい!」となった瞬間、熟練の掘り技術が登場するそうです。テル先生の「本気の掘り」を見たい学生は是非後半組に参加してみてください!

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そして作業再開。

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左の学生も完全防備ですね。一切肌が露出していません。発掘現場の写真って笑顔を撮るのが本当に難しいんです。全員が集中して作業に取りくんでいるのに加えて、みんな虚無僧スタイルだからそもそも顔が見えない笑 現場では誰が誰だかわからず、宿舎に戻ってはじめて「あ、掘ってたんだ!」っていう学生もたくさんいました。

中央の2人は目だけをだしたマスクスタイルとゲリラスタイル(通称)。顔も完全防備です。ゲリラスタイルは熱がこもりすぎて、熱中症の危険が増す「諸刃の剣」だそうです(某OG談)。

右は昨年1年生の時に服装で失敗した経験を踏まえて、つなぎを新調した2年生。来年以降も参加したいとのことなので、愛用のつなぎになっていくんだろうなぁ。バシッと決まっています。

機能に特化しているからこそ、発掘ファッションってカッコいいよね!!

松田はそんな現場で半袖で突入し、みんなに呆れられました。日焼け止めを40~50分ごとに塗り直すことで、なんとか耐え凌ぎましたが、本当に危険行為だったんですね・・・。我ながら無知というのは怖い・・・。

諏訪原遺跡調査参加記(3)歴文3・4年生の感想 [2015年08月17日(月)]

こんにちは。松田です。

では「参加記(1)」に続き、打ち上げでの3年生、4年生の感想を紹介します。

光波の事前勉強をしたことが役にたった/後輩たちに機器の使い方を伝えていきたい/4年間継続して参加していろいろな仕事を任せられるようになり、今まで続けてきたよかったなと思った/4年間参加できてすごい楽しかった(しんみり)

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上級生になると、自分なりの課題をしっかり持った上で、現場に臨んでいることがよくわかりますね。これが学生時代最後の発掘になる4年生もいましたが、寂しいだろうなぁ……。ほんとうに、おつかれさまでした……。

学生たちの話に登場するキーワードを追加説明します。

「紋様あり/無紋」・・・発掘された土器に紋様がついているかいないかは非常に大きなポイントとなります。どんなに小さな欠片であったとしても、そこに特徴的な紋様がついていれば、テル先生は作成年代を言い当てます(すごい!)。逆にいうと、いくら大きくても、無紋の土器片は年代の推定がかなり難しくなるそうです。

「ナンバー(ナンバーさん)」・・・学生たちの話に何度も登場するナンバーさんとはなにか!?それは、重要度が高く、出土後、発掘現場ですぐにナンバーが付けられて管理される遺物を指します。土器の場合、紋様がついていれば、ナンバーさんになる可能性が跳ね上がりますので、興奮が高まります。

「一括」・・・ナンバーさんに採用されなかった土器片や石片など比較的重要度の低い遺物。現場では発掘区画ごとのざるに入れて、一括で管理されます。後ほどしっかりと整理されるとはいえ、せっかく土器が出土しても「一括でいいよ」といわれると、残念な気持ちになります・・・

「W-4」とか「PJ-4」とか・・・区画の名称です。諏訪原遺跡では1メートルごとの将棋盤のようなマス目を想定して、そのグリッドで発掘位置の情報を管理・共有しているそうなのですが、それとは別に「W-4」や「PJ-4」のように名前をつけて、作業場所および遺跡内の各遺構を特定しているそうです。1年生が「W-4好きすぎて離れたくなかった!」などと言ってましたが、完全にあっちの世界(考古学の世界)にいっちゃってますね笑

諏訪原遺跡調査参加記(2)現場で活躍する道具たち [2015年08月16日(日)]

こんにちは、松田です。小学校高学年のときに、京都市がやっていた「小学生発掘体験」企画に一度参加したことがあります。その時は、どんどん陶磁器がでてくるのが面白くて、最初の区画を越えて周囲まで掘り広げていた記憶があります。今回諏訪原遺跡の調査に参加して確信したこと、それは、あれは「遺跡を破壊していたのだ」ということです!笑 無知は怖い!

さて、前回紹介した1~2年生のみなさんの話にはたくさんの現場用語がでてきました。私の分かる範囲内で解説したいと思います。間違っていたら学生のみなさんが指摘してくれることでしょう。

まずは「現場で活躍する道具たち」をみてみましょう。

「ねこ」・・・ねこ車。工事現場でよくみかける例のアレ。掘り出した土や石を満載して、土山まで持っていきます。「『ねこが楽しい』って、どういうことやねん!!」と思った方は現場に行くしかないね!いや、楽しいんだ、これが笑

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例のアレ(ねこ)

「エンピ」・・・スコップの一種。硬い土も掘れるように先がとがっています。「『エンピが楽しい』って、どういうことやねん!!」と思った方はこれまた現場に行くしかないね!私はエンピ作業に全身の筋肉をやられました!

「み」・・・掘り出した土を貯めて置いたり、運んだりするための容器。本来の用途以外にも、いろいろな道具の日よけに使ったり、遺構の穴を養生するのに使ったりと、大活躍。発掘現場で一番けなげに働く道具でした!

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「移植」・・・園芸でお馴染みの移植ごても現場では大活躍。「遺跡を掘り進むときは、地面をこするのではなく、刃先を使って手首のスナップを利かせて掘る。新しく堀った面が常に見えるようにすれば、なにか出てきたときすぐに分かるから!」と教えて頂きました。最初は全然要領がつかめないのですが、なんとなーく、できるようになってくると、すごく嬉しいんだよね!

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移植

「竹べら」・・・移植で掘っていって、何か堅いモノに当たったときには遺物を傷めないように竹べらに切り替えます。竹べらでモノの周りの土を取りのぞいていく瞬間は本当にワクワクします!

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竹べら

「竹ぐし」・・・普通の竹ぐしです。土器や石器などの遺物が頭を出してきたとき、位置を他のメンバーに知らせ、注意を促すために地面に刺します。写真は竹ぐしで位置をマークした土器を竹べらでさらに掘り進んでいるところですね。竹ぐしを刺された遺物は「ナンバーさん」の証しでもあります。「ナンバーさん」ってなんだと思われた方は次の記事を待て!

竹ぐし

竹ぐし

「画板」・・・図工の時間に使った例のアレ。考古学において、とても重要な図面を扱うための道具ですから「画板を絶対に汚さないように慎重に扱おう!」と先輩たちからの指示が飛んでいました。

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画板

「土のう」・・・発掘現場の陰の主役であり、そしてラスボスでもある土のう。発掘期間中は、遺跡を保護するためのブルーシートの押さえに使ったり、ピット(かつての穴の跡)を保護するために用いています。また発掘期間が終われば翌年まで遺跡を保護しておかねばなりません。そのため竪穴住居の住居跡全体を土のうで埋め尽くして、遺跡が傷まないようにしているのだとのこと。最近追加購入された土のうの数はなんと800袋・・・。ひょえ~。

土のう

土のう

「野帳」・・・発掘調査野帳。昭和女子大学歴史文化学科の刻印が付された限定版のメモ帳です。全員が持ち歩いています。松田は1日だけの参加ですが、想い出の集合写真を貼っておきました!

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野帳の使い方を3年生、4年生に解説して頂きました。(後半は話が混線していてごめんなさい・・・)

【歴文らじお】表紙と裏表紙に水性マジックで書き込める/遺跡の図を書き写す/プリントも貼り付けていく/野帳をみれば全てが分かるようにする/他のグループの進行状況も記録する/PCにデータを貯えるだけではなく、使えるデータとして共有する/光波の話

「光波(こうは)」・・・光波測距儀のこと。遺物が発見された位置と標高をmm単位で測定するための電子機器です。左の写真の緑の機械から光を発射し、右の写真の矢印のところについているミラー(反射プリズム)にあてます。その反射光が帰ってくるのにかかる時間と角度を測定して、遺物の位置を特定してコンピュータに記録します。今回光波班に入った学生は、調査準備の段階で、数十時間にもわたる勉強会で、使い方を訓練して現場に乗り込んだそうです。

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現場では他にもいろいろな道具が使われていましたが、松田が把握できたのはこのくらい。学生のみなさんはそれぞれの道具を大事に使いながら、発掘を進めていましたよ!

諏訪原遺跡調査参加記(1)歴文1・2年生の感想 [2015年08月16日(日)]

こんにちは、松田です。

私は日本近現代史の担当教員ですが、無理を言って、考古学分野が企画している諏訪原遺跡発掘調査隊にスポット参戦してきました!

諏訪原遺跡は八ヶ岳山麓にある山梨県北杜市に存在する縄文遺跡であります。縄文土器がもっとも華やかな発達を遂げた縄文時代中期中葉に栄えた諏訪原遺跡を歴文では10年以上調査し続けています。今年の調査対象は3つの竪穴住居跡だそうです。

歴文生たちが情熱と青春を傾けている諏訪原遺跡とはどんな現場なのか興味津々でありまして、軽い気持ちで、山本暉久先生(愛称・テル先生)に「一度取材させてください」と相談したところ、最初の「どうせ来るならOGもたくさん来る15日にきなよ」から、「どうせ来るなら泊まっていきなよ」に変わり、さらに「どうせ来るなら発掘できる服できなよ」になり、気がつけば一生懸命、掘っていました・・・。おそるべしテルマジック笑

「○○先輩と比べて、松田先生の掘る姿、頼りな~い!」「松田先生がぎっくり腰になるに1票!」と言いたい放題だった学生!世田谷帰ったら覚えてろよ!!歴史系の授業でいじめてやる!!!笑

でも、1年生だってすでに5日間現場を経験していたわけで、松田にとっては大先輩だったわけですけども。

表土をざくざくと剥がして発掘箇所を拡張する「力仕事」と、移植ごてをもって遺物を探す「細かい仕事」を両方体験させていただいたのですが、どっちも最高に楽しかったです!!そして本当に土器が出てくるんだという感動。1日だけでしたが、非常に濃密な体験をさせて頂きました。院生、学生のみなさん、そして山本先生、小泉先生、ほんとうにありがとうございました。

1泊2日参加してみて、ド素人だからこそ逆に何もかも目新しくて発見の連続でありました!その様子をいろいろとレポートしてみたいと思います。

遺跡発掘調査は2週間おこなわれ、1週間ごと前半組と後半組で学生がいれかわります(大学院生と上級生は2週間参加)。8月15日(土)の夜には、前半組の打ち上げが宿舎でおこなわれましたので、その様子をお伝えします。

打ち上げでは今年初めての試みとして、参加学生全員が発掘の感想を述べ合う企画がありました。

下級生から上級生、大学院生の順番で話をしていったのですが、みなさんの話をうかがって、「成長することの凄さ」を強く感じました!!! 割り当てられた目の前の仕事を一生懸命こなす1~2年生、それぞれの持ち場で一定の責任を果たしていく3~4年生、そして全体に目を配って現場を仕切る大学院生と、上級生になるほど受け持つ責任が増えると共に、視野が大きく広がっていることが感じられ、現場が人を育てるんだなぁということを感じました。

順番に音声をアップしていきますので、歴文の考古学分野の学びのなかで、学生がどんな風に育っていっているのかを是非体感してみて下さい。

でも、仕事の分担の広さはいろいろあれども、全ての参加学生がそれぞれの持ち場で充実感(辛さと楽しさ)を感じて、達成感を覚えた6泊7日になったみたいですよ!

打ち上げの感想大会の様子

打ち上げの感想大会の様子

では下級生の感想から順番に聞いていきましょう。音声スタート!!

【1年生の話】 2日目で帰りたいと思ったけど、だんだんと……/先輩がたと遺跡にご迷惑をおかけしてごめんなさい/W-4大好きすぎてエンピから離れたくない/埋設土器を発見した/ねこで楽しみすぎた。きれいな石と思ったら石斧だった!/最初は凄く緊張したけど、慣れてきたら……/初日の土嚢あげが7日間の辛さのMAX

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【2年生の話】 前半だから掘れると思ってきたら、ひたすら図面。微細図を完成させることができた!/1日目は土嚢と縮んだつなぎに苦しんだが、2日目からは絶好調!/どんな感じで遺物がでてくるのかにすごく納得した/信じる・信じられるという感覚があるのがすごく嬉しい!/油断してたら肌焼かれた/腰と膝がバキバキだけどすごく勉強になった!

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発掘チームの雰囲気が少し伝わったかな?学生たちの話で、わからない現場用語がでてきたかと思うので、次回以降分かる範囲で解説していきます!