授業紹介「心理基礎実験」

こんにちは。心理学科1年の伍井と花澤です。今日は、「心理基礎実験」の授業紹介をします。

「心理基礎実験」の授業は、感覚・記憶・学習・動機づけなどの実験法や、知能・性格などの検査法を学生自らが体験し、結果をレポートにまとめる作業を通じて、基本的な心理学研究の技法を習得することを目的としています。

この授業では、学生が少人数のグループに分かれ、グループごとに実験や検査を体験します。今日私たちのグループでは、「要求水準」に関する実験をしました。要求水準とは、「今度のテストでは90点以上とる」など、課題に取り組むときに立てる予想や目標の高さのことです。

実験では、課題として輪投げを用いました。2人ペアになり、実験者と実験参加者を交互に経験しました。実験参加者は、10個の輪を投げる動作を10回繰り返しました。その際、何個入るかを事前に予想し、10個の輪を投げた後は、結果(いくつ入ったのか)と結果に対する満足度を記録しました。
遊んでいるだけに思えるかもしれませんが、この実験によって、人が課題に取り組む際の動機づけや、人がどのようなときに満足を感じるのかを検討することができます。

 

 

実験後は、結果の集計や結果の解釈の仕方、人の動機づけに関する研究の知見、レポートの書き方について学びました。私たちの日常の行動が、心理学の理論で説明され、とても面白かったです。また、人によって結果が異なり、個性がみられるという点も面白かったです。

 

 

心理学の実験というと堅苦しいイメージがあると思いますが、実験を受けて、心理学の研究法にも様々なものがあることを知りました。また、輪投げの楽しさを改めて知りました。実験を通して、グループのみんなと仲良くなることができたことも良かったです。

(1年 伍井、花澤)