授業紹介「心理学基礎演習」

こんにちは。今日は「心理学基礎演習」の松永ゼミの様子をゼミ生全員で紹介します。
この授業では各自の卒業論文作成に向け、研究テーマ設定、その展開、研究法の理解を深めることを目的としています。

私たちは、発達臨床心理学に関する研究テーマに関心があります。前期は、生涯発達の観点から、女性のライフデザインと心理そして大人の発達障害に関する文献をみんなで読み合っています。毎回のゼミでは、その日の担当者が分担した部分の内容や疑問点を発表し、それを受けてゼミのみんなでディスカッションをしています。女性のライフデザインと心理については、母と娘関係や親になるプロセスと発達、育児不安や家族ケアに関する心理学的課題を取り上げ、大人の発達障害については、発達障害のある人の学生生活や就職、家族生活の課題や支援の現状を取り上げています。毎回の発表、ディスカッションを通じて自分の考えを深めることができます。

 

 

今年度は新たな試みとして、発達心理学系の藤崎ゼミ、松澤ゼミと3ゼミ合同で子どもの観察実習もしています。心理学の研究手法の一つである観察法の学習後、参与観察の実習を各自数回ずつ体験します。実習場所は、「三茶子育てファミリーフェスタ」、NPO昭和が運営している「子育てステーション世田谷 おでかけ広場SHIP」、「昭和ナースリー(世田谷区地域裁量型認定こども園)」です。すでに「おでかけ広場SHIP」で観察実習を行ったゼミ生からは「日頃、幼い子どもと触れ合う機会がなかったので貴重な体験をすることができました。小さい頃から一人ひとりにもきちんと個性があることを学びました。」という感想が聞かれました。実習施設のスタッフの皆さまにはお世話になりました。

 

 

6月21日(日)に昭和女子大学で行われる「三茶子育てファミリーフェスタ」にはゼミ生全員で参加します。今日のゼミではファミリーフェスタの心理学科イベントの活動準備をしました。「作って遊ぼう、わくわくあそび」と題して、牛乳パックや紙コップを使ったおもちゃ作りを企画しています。

 

 

写真は、当日来てくれたお子さんと一緒に作る「紙とんぼ」「ブーメラン」の作り方の確認をしているところです。来てくださるお子さんたちの年齢段階や遊びの様子をイメージしながら、子どもたちに喜んでもらうために私たちも楽しみながら準備をすることが出来ました。フェスタ当日は心理学科らしさを全面に出し、地域のお子さんや保護者の方と一緒にイベントを盛り上げていきたいです!

(3年 清友、一戸、志熊、高野、成田、物井)