2015年度 方法論「心理学外書講読」

こんにちは。心理学科3年の阿波連です。今日は「心理学外書講読」の授業の様子について紹介します。

この授業は心理学の英語文献について、逐語訳をしたり、日本語でレジュメを作成したりして、内容を理解していこうという授業で、様々な領域の心理学の基礎に対する英語読解力を身につけ、これから自分たちが行っていく研究に必要な英語文献を読めるようになることを目標としています。文献を読むにあたって、グループワークを行う、ということも特徴です。グループワークに参加するためには、しっかり予習をしなくてはなりません。

 

  

 

この授業で扱う文章は私たちが今までの英語の授業やテストなどで目にしてきた文章とは異なり、心理学的な知識がふんだんに盛り込まれた文章が使われています。そのため心理学用語などについては通常の英和辞典を検索して出てきた訳がそのまま当てはまらない場合があったり、一応訳すことはできてもなんとなくしっくりしない場合があったりします。そういった場合は、グループワークを通して他の学生の意見を聞いたり、先生から助言を頂いたりすることによって不明瞭な部分を解決するようにしています。グループワークをすることによって予習したときにもやもやとしていたことが解決することや新たな発見をすることがあるので、とてもやりがいがあります。

 

 

 

今回の授業では、Psychoanalysis(精神分析)について書かれた文章を読みました。各々予習の段階で作成してきた訳文と原文を照らし合わせながら、グループで文法事項や構文などについて確認し、ひとつの訳を作り上げてそれぞれ発表していきました。授業を通して、フロイトの唱えていた精神分析とはどういったものだったのか、無意識とは何なのかなど、精神分析についての基礎知識について復習することができたほか、英文法の復習をすることもできました。

 

 

次回からはいよいよ英語論文のレジュメ作成に入ります。逐語訳作成とは異なり、深いところまで理解するとともに、ポイントを押さえて読み進めなければならないと思うとちょっと不安ですが、がんばっていこうと思います!

(3年 阿波連)