授業紹介「産業組織心理学」

心理学科3年の山岡です。
今日は、「産業組織心理学」の授業の様子についてご紹介します。

この授業では、産業組織心理学の基礎知識を取得すること、組織や仕事に関連して、今の社会で起きている現象をよく理解して、受講生が自分なりの視点や意見を持って考える力を身につけることが目標です。

今の社会で起きていることを知るために、ビデオを観て、組織や職業や仕事について考えたりしています。私にとって印象深かったのは、96歳で元気に仲間と働き続ける人の話でした。

自分の意見をもち、説明することは、実はなかなか難しいのですが、授業では、ほぼ毎回、近くの席の人たちと話し合ってお互いの考えを共有しながら練習をしています。

 

 

先日の授業では、「キャリア・アンカー」というテキストを使って、セルフアセスメントを行いました。まず、自分の将来のキャリアに関して、40問の質問項目について、その内容が自分にどれほど当てはまるか評定した後、自分で採点表に点数を書き写して、結果を計算しました。

 

 

キャリア・アンカーは、自分がキャリアを決定するとき、もし何かを犠牲にしなければならないとしても、「これはどうしても諦めたくない」と感じる能力・動機・価値観が何なのかを測るためのものです。これからの長いキャリアの旅の中で、自分にとって大事な錨(⚓ アンカー)が何かを知るためです。そうすると、自分が本当に価値をおいているものや、自分自身について心に感じていることと一致したキャリアを選択し決定する、大変な課題に正面から向き合うときに役立ちます。

私は、保障と安定が重要なキャリア・アンカーであることがわかりました。自分らしいと感じました。

 

 

これから、キャリアを選択する場面が訪れたとき、私もこのアセスメントの結果や、授業で学んだことなどを参考にして決定していきたいと思います。

(3年 山岡)