2022年2月10日(木)、心理学科の卒業論文発表会が開催されました。
4年生全員が、一人ずつ自分が行ってきた研究の成果発表を行いました。
卒業論文は心理学科の学生の4年間の学びの集大成です。
心理学科では1年生から、様々な領域の心理学の知識を学びつつ、並行して心理学の研究するためのスキルを身に着けていきます。そして、3年生からはゼミに所属し、専門の知識を深めながら、各自のテーマを決めて研究を開始します。
ゼミでは、1人1人が試行錯誤しながら研究計画を立て、調査や実験を行い、それを分析・考察し、4年生の1月に卒業論文としてまとめ上げます。これらは、ほとんどの学生にとって初めての経験ですが、ゼミの教員の指導を受けながら、またゼミの仲間と議論したり、助け合ったりしながら研究を進め、がんばって論文を執筆していきます。
卒業論文発表会は、その成果をみんなの前で発表する場です。今年の発表会は、新型コロナウィルス感染症への対応としてオンラインでの実施となりましたが、それぞれにわかりやすいプレゼンテーションを作って発表をしてくれました。
- なぜその研究テーマに関心をもったのか
- 調査や実験をするときにどんな工夫をしたのか
- 研究協力者がどのような回答や反応をしたのか、そこから何を考えたのか
そういった研究成果を聞くのはとてもワクワクする楽しい時間です。
発表する4年生からは、研究をやり遂げた達成感と充実感が伝わってきました。下級生からの質問にしっかり答えている姿も印象的でした。
この発表会を終えると、4年生はとうとう卒業です。心理学科を巣立ち、次のステップに進んでいくことになります。
4年間の心理学科での学びを生かして、自分らしい人生をしっかり歩んでいってほしいと思います。
(学科長 松澤 正子)