2024年度前期の授業を紹介します。
今回は「児童文化」についてです。
この授業では、子どもを取り巻く様々な環境との関りを「文化」という視点から考えていきます。
例えば子どもにとっての遊びや遊び空間の意味と役割、子どもとモノとの関わり、地域社会での子ども文化と生活についてなど、子どもと社会の関りについて実践を通して学んでいきます。
授業を通して、学生自身が様々な児童文化の特性や遊びの面白さを体験し、体験の内容や活動を記録し考察しながら、子どもの生活世界や文化のあり方について理解を深めていくことを目指します。
また、文化の担い手としての役割を果たすことや一つ一つの児童文化財の特徴を理解することを目標としています。
4月30日の授業では、保育や教育に関わる児童文化財(絵本・紙芝居・シアター教材等)についての講義があり、
5月7日の授業は実践編として、グループごとに絵本・紙芝居・シアター教材等の発表を行いました。
3年生は保育実習を経験していますので、実際に保育実習で使用した手作り教材を発表する学生もいました。
発表者は自分で選んだ児童文化財の対象年齢・ねらいを伝えてから発表を行い、発表者以外は発表を見ての気づき、コメントを記入しました。
・年齢にあっているか?
・ねらいと一致した内容かどうか?
・良かった点、気づいた点、(声の大きさ、分かりやすく伝わりやすい工夫がしてあったか等)
学生同士で気づきやコメントを共有し、意見交換を行うことにより、よりよい読み聞かせ方法を模索することが出来ますね。
次回の授業内容はおもちゃの分類と役割(子どもの発達とおもちゃの関係やおもちゃの役割について)です。