授業紹介_保育実習の指導ⅠB(田尻由起先生)

2024年前期の授業を紹介します。今回は「保育実習の指導ⅠB(田尻由起先生)です。

この授業では幼児教育コースの3年生が、8月に控える施設実習(養護系または障がい系)に向けて、施設における保育実習に対する基本的な理解からスタートし、現場での実習を行うための様々な準備を行います。

「現場を見せてもらう見学者」という受動的な態度ではなく、「未来の保育者」として積極的に施設現場を理解し、子ども、福祉サービスの利用者や職員とコミュニケーションをとっていく姿勢を授業を通して学んでいきます。

↑田尻先生は療育機関等における実務経験があります。

5月9日の授業では、都内の児童養護施設の職員の方(ケアワーカー)を外部講師としてお招きし、児童養護施設の概要と、「実習前には事前に施設について調べておくこと」、「施設内では一職員として、挨拶、笑顔を心がけ、身だしなみに気を付けること」など、施設実習で大切なことを講義していただきました。

————-以下、講義を受講した学生からの感想です。————-

・保育所の実習とは、年齢層や生活スタイルが違うため、実習の想像ができずに不安を抱えていましたが、施設での楽しそうな写真やお話を聞いて、実習が楽しみになりました。

・子どもは思っている以上に大人の動きをよく観察しているため、一つひとつの自身の行動に責任をもって生活することを意識して生活していきたいと思いました。

・保育所とは違った支援の方法があると今回分かったので、職員の方の支援を観察し、自分の中の引き出しを増やせるように学んでいきたいと思いました。

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前期後半の授業ではロールプレイも行います。実践的な学習を通して、より幅広い知識と技術を身につけ、夏の実習に臨めるように頑張ってください。