9月22日と23日の2日間、8号館学生ホールにて、「学びのミライ2024」を開催いたしました。本イベントでは、4年生5名が卒業研究として、ワークショップという活動を通じた新しい学びの場のデザインに挑戦しました。2日間で、延べ約50名の小学生にご参加いただきました。参加してくださった小学生の皆さん、保護者の皆様、そして飛び入り参加の1~2歳児の皆さん(未来の小学生!)、本当にありがとうございました。皆様にとって、「学びのミライ2024」が自分の学びについて、もう一度考えるきっかけとなれば幸いです。
今回のイベント開催にあたり、多くの方々からご協力いただきました。心より感謝申し上げます。
学生によるワークショップのレポート(速報)をご覧ください。
森 秀樹
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生成AIを使って物語を作ろう!
今回のワークショップでは生成AIの中からChatGPTを使用して物語を制作したり、画像の生成を行いました。
ChatGPTは様々場所から情報を取り入れ、学び、またそれをつなぎ合わせながら人間の要求に答えることができますが、注意点も多くあり、それについて意識してもらいながら活動を行いました。
生成AIが出す物語に対して、子どもたちも柔軟な発想を活かし、自由に創作を行うことで物語や画像を生成することができました。
参加してくれた子どもたちの中には生成AIを使用したことのある子もおり、今まで以上に新しい技術に対する理解や知識が必要であると感じました。ワークショップを通して、生成AIの正しい使用方法を考えるきっかけになってほしいと思います。
絵本でアニマシオンしてみよう!
「アニマシオン活動」というのは、子どもたちに読書の楽しさを伝えるとともに読む力を引き出すために1970年代から開発した、グループ参加型の読書指導です。
「アニマシオン」とは、スペイン調で「いきいき、わくわく」という意味になっています。
今回は75の作戦があるうちの2つ
(「作戦2 これ、だれのもの?」「作戦12 紙芝居バラバラ事件」)を行いました。
午前中に参加してくれた子が引き続き参加してくださり、仲良くなりつつ、楽しく行うことができました!
卒論研究の一環ということもありましたが、本に親しみ、本を読むことを好きになってくれたら嬉しいなと思いました!
手作りおもちゃできみも発明家?!
紙コップと「Octostudio」という子ども向けプログラミングアプリを組み合わせ、紙コップのおもちゃを作成してもらう活動を行いました。
作成した作品に合うプログラムを「Octostudio」でプログラミングし、喋る紙コップや磁石を近づけると効果音がなる紙コップなど様々な紙コップのおもちゃが完成しました!
また、活動にゲーム要素を入れることで参加者の意欲の向上を図るゲーミフィケーションという仕組みを取り入れ進行を行いました。
今回の活動をきっかけに、子どもたちもプログラミングアプリに親しみを持ち、様々な可能性のきっかけになれば良いなと思います。
Bibbidi-Bobbidi-Booノートづくり
Bibbidi-Bobbidi-Booは、夢が叶うという意味があります。
今回は、自分と向き合い、ノートづくりを通して夢や新しいことに挑戦するためにマインドマップで夢についてどんなことが必要か考えを広げ、コラージュで夢を叶えるために必要なことやそのページを見るとモチベーションが上がるようなキラキラとした作品をつくり、マイストーリーを描く活動を行いました。
完成した作品は個性で溢れていて、一人一人の夢に対する想いが見られた世界に一つだけのノートが完成しました!
今回の活動をきっかけにそれぞれの夢に向かって具体的な目標とアイデアを書き出すことで行動に移しやすくなり小さな成功体験をたくさん積むことで自己肯定感高まり、毎日がより楽しく充実した日になってくれたらとても嬉しく思います。
算数ランドで楽しもう!
子どもたちに人気な「マインクラフト」というゲームアプリを使って、算数の問題にチャレンジしてもらう活動を行いました。マインクラフトというゲームアプリですが、ゲーム感覚で算数を解いてもらいたいと思い、算数の世界をオリジナルで作りました。計算問題を解くことでゴールを目指す迷路や、ブロック体を使った立体の問題などを作成しました。迷路では、計算を少しでも楽しいと思ってもらうことをきっかに作りました。
どの子どもたちも夢中になって計算をしながら、ゴールを目指し、無事全員ゴールすることが出来ました!
ゲーム要素のある算数の問題をつくり、算数とゲームというエデュテイメントを取り入れた活動にしました。
今回の活動をきっかけに、子どもたちが少しでも「算数を楽しい」と思うきっかけになれば良いなと思います。