🌼令和7年 9月30日(火)に2025年度初等教育学科の特殊研究講座を開催しました🌼
今年度は初等教育学科の客員教授でもあり、駒沢パークインターナショナルスクール(KPIS)の校長でもある
Merete L. Kropp先生を講師にお招きし、
『Using Picture Books to Promote Social-Emotional Learning (SEL)
in the Transition from Preschool to Elementary School
ー幼稚園から小学校への移行期において社会情動的学習(SEL)を促進する絵本の活用ー』
というタイトルでご講演いただきました。
🎨Merete L. Kropp先生💐
駒沢パークインターナショナルスクール(KPIS)校長。米国や日本、セネガル等の国々で、幼児教育に25年間携わる。幼児教育に関する多くの記事をワシントンポスト等に寄稿。「自由遊びから自由に学ぶ」という教育方針のもと、子供達が教師や友達と共に自然の中で自分達の遊びを作りながら、創造力、協調性、コミュニケーション力を伸ばすためのカリキュラムを実践している。KPISは駒沢公園の隣に位置しており、自然の中での遊びの中で自律的に子どもの想像力や協調性、言語を伸ばすカリキュラムになっている。(昭和女子大学HPより引用)
駒澤パークインターナショナルスクール メレッテ クロップ校長 インタビューはこちら
まず、坂東眞理子総長より、特殊研究講座開催に向けてのお言葉と、どのような姿勢で講演を聞くべきであるかについて学生に向けてアドバイスをいただきました。
とのお言葉をいただき、学生たちの眼差しはより強くなったように見えました✨🔥💪🏻
Merete先生は講演の最初に、絵本を読んでくださいました。
ジェスチャーを交えたり、場面ごとに声色を変えたりしながら物語の世界に惹きこむ読み聞かせを実演してくださり、会場の空気は一気にMerete先生の色に染まりました。
その後も、教育現場で様々な機会に活用され、子どもの豊かな想像性や言語感覚を育成・促進する手法として位置づけられている絵本が持つ力について駒沢パークインターナショナルスクールの教育/保育、乳幼児期の言語習得と関連付けながらお話しいただきました。

対話型読書をより効果的にするために教育者に必要な事前準備や考慮すべき点など具体的に教えていただきました。
・タイトルについて調べること
・本を事前に読むこと
・会話のきっかけとなりうる物語の中の重要な言葉や出来事を特定すること
・自由回答形式の質問を準備すること
・子どもたちの質問や答えに耳を傾けること
・子どもの興味や関心に応じて、週または月に何度も同じ本を読み返すこと
・新しい本を読むときには過去の本とのつながりを考えること
・クラスの子供たちの間で最近あった会話や衝突との関連づけをすること
学生は、特に、新しい本を読むときには過去の本とのつながりを考えることや子どもの興味や関心に応じて週または月に何度も同じ本を読み返すことが重要だというお話を、うなずきながら聞いていました。より子どもたちの創造力に影響を与える対話型読書とはどのようなものか考えるきっかけになったようでした。

また、近年教育業界で関心が集まっており、OECDが提唱する、よりよく生きる力、社会・情動的スキルを育み伸ばす社会情動的学習(SEL: Social Emotional Learning)*について、絵本を活用した教育的取り組みなどを、学生が現在学んでいることと関連付けながらご講演くださりました。
学生は講演中、通訳による日本語訳を聴きながらも、語意が不明な単語を調べたり、日本語と英語を交えてメモを取ったりしながら講演に耳を傾けていました。
などといった声が上がり、今後の実習でも実践してみたいという意見もありました。
小学校教諭、幼稚園教諭、保育者を目指す学生達は、Merete先生が実践されている教育・保育についてのお話を聞き、Merete先生の自信をもってご自身の教育理念を貫いていらっしゃる姿に感銘を受けるとともに、将来どのような教育者になりたいかを考える貴重な機会となりました。

Merete L. Kropp先生、素敵なご講演をいただき、誠にありがとうございました💐
そして、今回の講演は、Amanda Jun Katsurada先生に通訳をしていただきました。Amanda先生、ありがとうございました✨