2010年1月

A日程試験 [2010年01月25日(月)]

先日の暖かさで梅がほころび始めたが、今日は寒い冬型の晴天の下、本学A日程試験が行われた。昨年より受験生が約15%増え、受験付添いの保護者への挨拶の際、昭和女子大へ進学したいと出願してくださったことにまず感謝したが、期待に応える教育をするのが一番大事である。

 先週はいつもの授業に加え、20日に全学科1年次生必修の「実践倫理」を担当した。
「女性と法律」と題して、憲法から始まって民法・公職選挙法・DV法・福祉関係諸法制・男女共同参画社会基本法などなど、女性の人生に関わる法律の枠組みが変わってきたことを伝えた。学生たちはまだ20世紀型の女性の人生を夢見ているのではないか。
先日もある会合で「女子大では良い母親になる教育に力を注いでほしい」と中年男性から要望があったが、よい母親になるのは素晴らしいことだがそれには人間としての教養、責任感、思いやりなど総合的な力量が必要であり、私たちはそれを教えているとお答えした。

 理事会で来年度の教員の役職者が内定し、ご本人たちに伝える。新たにキャリア支援部を設け、学生たちが職業も含め人生をデザインするのを応援する。社会が変わる中で、しっかり生きていける女性を育てていかなければならない。「実践に役立たない理論は無用である、理論のない実践は暴力である」という言葉を聞いたが、目先の就職だけでなく、いかに生きるかを見据えて学んでほしいものである。

試験の季節始まる [2010年01月18日(月)]

 1月16日、17日は大学入試センター試験が世田谷キャンパスで行われたので、担当の教職員とともに登校した。両日ともキリリと寒く真っ青に晴れ渡った日で、交通の混乱はなく、リスニングで再開テストが一人だけ、インフルエンザで追試験を希望する人はいなかった。来週のA日程試験もぜひ無事に済んでほしい。

 15日は池上彰さんと「消費者教育」「経済教育」について対談した。池上さんは複雑な事柄をクリアにわかりやすく表現される名手である。お金に振り回されず、賢く生きる知恵を子供の時から身に着けさせる必要があると意見が一致した。学生たちもぜひそうした知恵も持って、生涯の仕事を選んでほしい。

 また、来日しているハーバード大学の国際問題研究所所長のスーザン・ファー教授と短い滞在期間の中、朝食を一緒におしゃべり。ハーバードへの留学生はインド、中国、韓国が伸びているのに日本からは減っているそうで、政治も企業も青年も内向きになってしまったと嘆きあう。

 15日の読売朝刊の私の学力についての小さなコメントに、公務員の先輩や経済界の方々から同感だと言っていただいた。本でも、講演でもフィードバックはうれしい。

あけましておめでとうございます [2010年01月08日(金)]

あけましておめでとうございます。

2010年が皆様にとって健康で充実した年になるようお祈りいたします。

 昨年は1月3日からインドのコルカタ周辺に大学のOGとタゴール大学を訪ねて行きましたが、今年は自宅で原稿を書き、本を読み、年賀状を読んで書いて過ごしました。
 寺田寅彦の「年賀はがきのひと束は自分というものの全生涯の一つの切断面を示すものである。・・これをじっと眺めていると、おもしろくもあれば恐ろしくもある」という文を引用した年賀状がありました。その通りで、故郷の幼馴染から昨年対談した女優さんまで人生のいろいろな場面で出会った方の顔が思い浮かびます。学生からも何枚か心温まる賀状をいただきました。
 昭和女子大学で学ぶ学生たちがどんな社会で、どのような出会いを重ねて生きていくかわかりませんが、一人ひとりの出会いが豊かな深いものであることを祈ります。
 キャンパスはまだ冬休み、4年生は卒論の最後の仕上げにいそしんでいることでしょう。入学願書受け付けも5日から始まっています。就職といい、勉強といい厳しい状況の中でこそ得るものは多いはずです。ベストを尽くしてください。