みなさん、こんにちは。食安全マネジメント学科です。
本日は、2年生前期の講義科目である「栄養学B」をご紹介します。
今回は、日本を代表する食品企業である森永乳業株式会社より、国内営業本部 リレーション営業戦略部 エグゼクティブアドバイザーの楢原 正博先生をお迎えしました。
「栄養と腸活 -女性ヘルスケアの観点から-」というテーマでご講義いただいた様子をレポートします。
楢原先生は、長年にわたり同社で営業や企画、マーケティングなど多岐にわたる部門を経験され、赤ちゃん向けから高齢者向けまで幅広い製品に携わってこられた「食と健康」のスペシャリストです。
現在はエグゼクティブアドバイザーとして、健康課題解決に向けた栄養啓発事業の推進を担われています。
特別講師として非常に分かりやすく、引き込まれるような講義をしてくださる森永乳業株式会社の楢原先生。学生たちも真剣な眼差しで耳を傾けていました。
今回の講義では、これまでに座学で修得した栄養学の基礎知識をベースに、さらに一歩進めて「女性のライフサイクルにおける健康維持のあり方」について、実務の視点を交えてお話しいただきました。
企業独自の知見に触れたことで、学生たちは基礎知識の重要性をより深く理解し、今後の専門的な学びへのモチベーションを高めることができました。
同時に、単なる知識のインプットにとどまらず、将来にわたって食をどう選択し、いかに自身の健康をコントロールしていくかという、実践的な視野を養うきっかけにもなりました。
講義の後半は、多くの学生が関心を寄せる「腸活」のパートへ。
スライドに映し出された顕微鏡写真を見ながら、Bifidobacterium (ビフィズス) 属の形態的特徴やその由来についてお話しいただきました。
さらに、腸内において乳酸だけでなく強い殺菌力を持つ「酢酸」や各種ビタミン類を合成するという生化学的な代謝特性と、それらが人体にもたらす高度な生理機能 (健康効果) について、科学的エビデンスを交えて分かりやすく教えていただきました。
また、「すべてのヨーグルトにビフィズス菌が入っているわけではない」という意外な事実や、「人それぞれ腸内環境が異なるため、自分に合う菌 (製品) を選ぶことが大切」といった、明日からの買い物にすぐ活かせる実践的なアドバイスもいただき、学生たちは真剣な眼差しでメモを取っていました。
森永乳業株式会社のビフィズス菌キャラクター「ビフィーちゃん」。ビフィズス菌の特徴である可愛い「Y字型」をしています。
企業の最前線でキャリアを積んでこられた楢原先生ならではの、分かりやすく熱意に溢れた講義は、学生たちが大学での学びを実社会の視点から見つめ直す、大変有意義な機会となりました。
食安全マネジメント学科では、このように社会や企業のリアルな取り組みと科学を結びつけ、将来の「食の安全」や「健康」を支える確かな知識を育んでいます。
楢原先生、そして開催に向けて細やかにご調整いただきました森永乳業の皆様、貴重な学びの機会を本当にありがとうございました!
また、講義後にもかかわらず、アンケートの自由記述で学生から寄せられたたくさんの質問に対して、一つひとつ丁寧にご回答をいただきましたことに、重ねて御礼申し上げます。