こんにちは。本日は地家研究室について紹介いたします。
地家研究室では、疫学研究を行っています。疫学研究とは、ヒトの集団を対象とし健康に関するさまざまな事象について、その要因を明らかする学問です。
卒業研究では、既存データを用いて朝食の欠食や孤食といった食習慣とそれに関連する要因を明らかにするために多変量解析などの手法を用いて解析を行います。そして解析結果からどのような保健指導が有効なのかを考え、論文にまとめます。
また、多くの学術論文が報告されていますが、その結果はさまざまです。結果に差異が生ずる理由は対象とした集団が異なること、生活習慣の違いなど多岐に渡ります。では、本当はどうなのか? 真実を知るために系統的レビューの手法を用いて、検索式を作成し、Medlineや医学中央雑誌といったデータベースを用いて網羅的に集積し、エビデンスの抽出、評価を行います。地家研究室では学生の関心がある内容を卒業研究のテーマとして自ら設定し、1年間取り組みます。昨年度は「ビタミンD摂取と身体的機能向上の関連性について」や「リコピンの健康影響に関する系統的レビュー」などのテーマに設定し、論文にまとめました。