Summer Session Programの最大の特徴とも言えるのが、そのプログラム構成です。
1ヶ月間で集中的に英語力を磨くだけでなく、学生は興味関心に応じてフォーカスグループを選び、
その分野におけるトピックスを英語で学ぶとともに関連施設などへの見学も行います。
内容が非常に専門的な場合も多いので、見学前には授業で事前リサーチをし、
当日は通訳の方も同行し、より深い理解のためのサポートをしてくれます。
私も毎日いずれかのフォーカスグループに交じり、施設見学や学外活動に参加しました。
今回はそのいくつかをご紹介しましょう。
心理学のグループと共に訪問したのは、「Perkins School fot the Blind」。
かの有名なヘレン・ケラーの学校(正確にはサリバン先生を派遣した学校)です。
当日は学校施設の一部を見学した後、目隠しを付けて歩くことで、
目が不自由な人のために作られている施設(床、音の反響、風通し)の構造を体感しました。
目や耳が不自由な人への教育の歴史や、学校での具体的な教育方など、
学生達は熱心にメモを取りながら講師の話を聞いていました。
その次に同行したのは、アメリカ文化グループの「Beacon Hill散策」。
歴史のあるボストン市内を歩き、歴史的な建造物や街並みを、講義を受けながら散策しました。
コンドミニアム式のアパートが立ち並ぶ様子を眺めながら、
ボストン一の高級住宅街にも足を踏み入れ、元市長の家なども見に行きました。
最後に、見学に出掛けたのが「マサチューセッツ工科大学(MIT)」です。
ちょうど新学期が始まる時期だったため、キャンパスにはフレッシュな新入生が大勢おり、
先輩達からキャンパスツアーやレクチャーを受けている様子も伺えました。
さらに驚いたのが、MITのキャンパスの開放度合い。
教室棟をはじめとするほとんどの建物が出入り自由で、
MITの学生達に交じって研究室が並ぶ廊下や、講堂にも入ることができました。
有名なドームの前に辿り着くと学生達ははしゃいで記念撮影。
昭和の学生ももちろんですが、
立命館大学から参加している理系の男子学生がとにかく感銘を受けたようで、
「いつかMITに留学したい!」と、
今回のプログラムを通じて新しい目標を見つけた学生もいたようです。
ここでは、私が同行した施設の一部をご紹介しましたが、
全7つのフォーカスプログラムの内容に合わせて、昭和ボストンでは話題のスポットや、
日本とは異なる取り組みを実践している施設などを積極的にピックアップして、
課外学習先としてプログラムに盛り込んでいます。
教室でみっちり英語の講義を受けるような単なる語学留学では得られない、
違った角度から英語とアメリカ文化、さらには自身の専攻テーマについて学ぶことができる、
とても魅力的なプログラムだと改めて実感しました!