昭和女子大学では、大学院生全員を対象として、研究倫理講演会を開催しています。
本年度も、文学研究科および生活機構研究科の修士課程・博士課程の院生全員を対象者として、4月21日(土)に講演会を開きました。
講師は、上智大学の有江文栄先生です。
「研究者の責任―公正で誠実な研究活動を目指して―」と題された講演の中で、人を対象とする研究の歴史の中で、非人道的な研究が行われた事例が紹介され、それへの反省からヘルシンキ宣言などの研究倫理を重視する考えが広まってきたことが述べられました。
また研究における倫理原則や、研究者の社会的責任についての説明もありました。
質疑応答では、博士課程の院生から、直面している倫理的問題についての質問も出ました。
研究倫理の問題は、それぞれの研究領域によってさまざまな形をとると思いますが、院生の皆さんは、今回の倫理講演で学んだことを、ご自身の修士論文・博士論文に活かしていただきたいと思います。