大学院附属の生活心理研究所では,毎年度研究紀要を発刊しています。
今回,大学院附属の生活心理研究所が発行している研究紀要の最新号に,2020年度修士課程心理学専攻修了生・高舘 七海さんの修士論文の研究をまとめたものが掲載されました。
高舘 七海・田中 奈緒子(2023).インターネット上での行動内容が社会性に及ぼす影響 -Twitter 上での行動に注目して-昭和女子大学生活心理研究所紀要26, 49-60
紀要論文の掲載に際して,高舘さんに論文の内容や研究テーマの決め方などをインタビューしました💁♀
心理学専攻への進学を検討されている方にとって,大学院の研究活動の紹介になれば幸いです💡
Twitter上での対人行動については質問紙調査を行い「向社会的行動」、「社会貢献活動の応援」、「攻撃的投稿」、「関係の拒否」、「所属感獲得」、「没入・依存的関与」の6つの行動を扱うこととしました。
これらの行動から社会性への影響過程について多変量解析を行いました。
私は卒業論文でもオンライン上の友人関係と対面場面で知り合った友人関係との差異を研究していました。
そこから、インターネット上での対人関係やインターネット利用による影響に関心を持つようになり、「もっと知りたい!」と思い研究テーマに選びました💡
ですが、研究を通じてポスト・コロナ時代の現在において、SNSによるインターネット上の対人交流が現実生活の社会性につながるという社会的意義のある結果を示すことが出来て良かったと感じています。
忙しい日々になると思いますが、その分得るものも大きいはずです。私は実習での経験や同期たちとのつながりが今でも役立っています。
健康に気を付けて充実した2年間をお送りください😊
(2020年度修士課程心理学専攻修了生・高舘七海)