5月16日、本学生活心理研究所主催で外部スーパーヴァイザー説明会が開催されました💁♀️
生活心理研究所は、大学院生活機構研究科の附属機関で心理学に関する研究を行っている研究機関です。研究所附属の心理臨床相談室では心理的な悩みや問題を抱えている一般の方々への心理支援を行っています。
心理臨床相談室は、公認心理師・臨床心理士を目指す大学院生の学内実習施設にもなっており、大学院生はスーパービジョン(SV)を受けながら実際のケースを担当します。
スーパービジョン(SV)とは?
スーパービジョン(SV)は、心理職などの対人援助職において行われる訓練方法の1つで、心理面接や心理検査に関する実践的な技能の向上のために、指導者(スーパーヴァイザー:Sver)から指導を受けることを指します。
大学院生は心理職を目指す養成課程の途中にいるため、スーパービジョン(SV)を受けながら心理支援を行うことで、支援の質の向上を図るだけでなく、利用者の安心・安全を守ることができます。
心理学専攻のスーパービジョン(SV)システムの特徴
大学院ごとにさまざなスーパービジョン(SV)システムが構築されています。本学では、1ケース目は学内の有資格教員および専任カウンセラーがSVを担当し、2ケース目以降は修了生、すなわち大学院生にとっての先輩が外部スーパーヴァイザーとして指導にあたっていることが最大の特徴です。
現場で有資格者として活躍している外部スーパーヴァイザーが指導にあたることで、指導教員の研究指導との役割分担が明確になるだけでなく、現場で働く先輩(ロールモデル)と接することで大学院生のキャリア形成にとっても大きな意味があります。
外部スーパーヴァイザーの方々は、修了後5年以上の一定年数の経験があり、医療や教育、福祉、産業分野などそれぞれ多様な分野で活躍されています。
そのため、大学院生が担当するケースの特徴に合わせて、細やかな指導を行うことが可能となっています。
また、現場で心理検査を実施した際に所見レポートの書き方が分からず困ってしまう…ということがないよう、心理検査の所見作成指導も受けられます。
【参考:外部スーパービジョンシステムについて】
📄深山 美和・百瀬 良・櫻井 由紀・山岸 久美子(2026).心理職養成大学院における大学院生に対するスーパービジョンモデル ―修了生スーパーバイザーの体験過程に注目して 生活心理研究所紀要,28,1-10.
📄百瀬 良・佐藤 昌子・松永 しのぶ(2022).心理支援職養成大学院におけるウェクスラー式知能検査を活用した学内実習システムの検討 -大学附属心理臨床相談室における心理検査のニーズを踏まえて- 生活心理研究所紀要,24,35―49.
📄田口 香代子・木村 あやの(2011).臨床心理士養成大学院における修了生によるスーパーヴィジョンシステムの検討 生活心理研究所紀要,13,91―108.
外部スーパーヴァイザー説明会
説明会当日は夏のような暑さの中、外部スーパーヴァイザー登録者のうち6名の方々にご参加いただき、制度の説明や意見交換が行われました。
心理学専攻では、今後も現場で活躍できる心理職を養成できるよう、システム面の整備を進めてまいります。
(心理学専攻)