内閣府グローバルリーダー育成事業参加③

サヤカさんからの報告第三弾です。
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こんにちは。
今回は、私たちが9日間を過ごしたにっぽん丸で活動について紹介したいと思います。この9日間の中には、寄港地である石巻での活動も含まれています。

船で行ったことは、4つのコース(青年起業、異文化理解、環境、情報メディアコース)に分かれてのコースディスカッション、参加国が自分の国について紹介するNational Presentationの準備。参加青年たちが自分の興味のあることについて講義を行うPYセミナーなどです。
また、寄港地、石巻では石巻に住むローカルユースと呼ばれる青年たちが私たちを暖かく迎えてくれました。石巻の大学生や小学生たちと触れ合ったり、各ディスカッションコースに分かれて、そのコースの内容に関係する場所を訪れたりしました。

この9日間の活動で私が最も強調したい行事は、National Presentation(以下NPで省略)です。
9月に行われた事前研修から準備を続けてきました。日本のことをもっと奥深く知ってもらうために25分という短い時間のPresentationでどんなことを伝えるか話合いに話合いを重ねました。
剣道、空手、柔道を紹介した『武道』。
日本舞踊や箏、篠笛、和太鼓を演奏した『和』。
短いながら一つの曲を演奏した『和太鼓』。
浴衣を着て、日本の祭りを表現した『盆踊り』。
日本のpop cultureの紹介は欠かせません、『サブカルチャー』ではAKBのダンスとオタクを紹介。
そして日本中に大きな被害を写真と現地の人の声を紹介した『3.11』。
そしてエンディングでは『ソーラン節』を日本参加青年87人で踊りました。

私はこのPresentationをまとめる委員会のメンバーのうちの1人でした。
私たちNP委員の仕事は、日本のpresentationの準備とNational Presentationの日1日の総括。
委員会のメンバー一人ひとり、9月から本番に向けて与えられた役割を果たすため努力していたことはいうわでもありませんが、日本の参加青年一人ひとりこのPresentationを成功させるために行っていた努力は、私がこの委員だったからこそみることができたものです。例えば、NPのために箏を習う子が居たり、日本舞踊の稽古を始めて挑戦する子がいたり。和太鼓の曲を作ってくれた子。
日本のNPが終わって大きな拍手をもらったとき、私は自分も日本側のPresenterではあったけれども、「ありがとう」と言いながら、協力してくれたみんなに拍手を送っていました。

この日を成功させるためにたくさんたくさんミーティングを行ったので、夜の活動(パーティー)にあまり参加できなかったことは、確かに惜しいとは思います。(笑)
しかしNPのおかげで、NP委員として活動していたおかげで、私はいろいろな人と交流することができました。そして、夜の活動に参加するのと同じ、いやそれ以上のことを学びました。
一つのものを作りあげる大変さ、達成感、チームワーク、異文化理解、交渉術、見せ方、人の動かし方などなど。

まとまりがなくなってしまいましたが、私が船での経験から言えること。
この事業に参加した人、みんながみんな素晴らしい人たちの集まりであったということ。
国籍が違っても、文化が違っても、話す言葉が違っても、「みんな家族だ」って言い合えるほど、お互いに支え合える関係になれる。
それを教えてくれました。

ありがとう、にっぽん丸。
ありがとう、みんな。