11月28日(金)
特殊な授業
今日が最後のタイダンスのクラスでした。
通常授業は3時間単位で行われます。(学部によります。)
9:00-12:00までと13:00-16:00までです。
私が金曜日の午後に受講している、このタイダンスの授業は少し特殊です。
受講希望者が多く、しかも実技もある授業なのにも関わらず、普通の教室を使って行われるため、場所が十分に確保できません。(もっと大きな教室がありそうなものですが。)
なので、全体のクラスを4つに分けて、それぞれ違う時間帯で授業を受けるという形式でした。
始めの3回の授業は、タイダンスについて博物館やタイダンスの専門学校を訪れることによってタイダンスがどんなものであるかを学び、残りの全ての授業は実技(先生が踊りを教えてくれます。)でした。
タイは主に4つの地域(北部、東北部、中心部、南部)があり、その地域ごとに特有の踊りを持っています。
それぞれの地域ごとに踊りのスタイルも違えば、音楽も違います。
私のチームは南部でした。南部の踊りは、比較的曲が早いことが特徴です。
そして、南部の踊りは扇子を使います。
日本舞踊も扇子を使ったものがありますが、使い方、見せ方が全く違いました。
また、このタイダンスの授業では、ファイナルプロダクションとして、観客の前で披露する演技が成績判断対象となります。
そして、このファイナルプロダクションは全て学生の力で運営されます。ポスター、衣装や化粧、当日の司会などの役割を割り振り全員の手でこの最後の日のために準備します。
授業数も少なく、それぞれの授業が短い(3時間を4当分しているので)ことに加え、先生が非常勤なので(連絡は全てFBで行われます。これぞタイスタイル)練習や準備に戸惑いややりにくさを感じることも多々ありましたが、最後はみんなが満足して終えることができたので、成功したのではないかと思います。
これからも、タイに住む機会は与えられるかもしれません。そして、タイ料理の店や舞台の上で客席としてタイダンスを見ることもあるかもしれません。しかし、タイでタイ人の先生から実際にダンスを教えてもらう機会はこれ以外にあまりないと思います。
この授業に参加したことにより、実際に舞台の上でダンスを披露する側になることによって、外側だけではなく、内側のタイの文化に触れることができるこのクラスはいろんな意味で特殊だと思いました。