英語コミュニケーション学科3年のアヤです。
私は、今回 香港の中環にオフィスを構えるArrow Asia Shipbrokersというシップブローキング会社で1ヶ月間お世話になりました。
Arrow groupは世界8ヶ国にオフィスを構える、ブローカー会社の中では世界的に有名な会社です。
外資系の企業ということもあり、実力主義という非常にシビアな面を持つ一方で自由でカジュアルな雰囲気もあり、日本の企業との違いを感じました。
シップブローカーとは、物品の海上運送に必要な船舶の用船(船をかりること)・船舶売買などの際に、荷主や海運企業から依頼を受け、その行為の仲介、代理をする人を指します。
ブローカーは両者の間に入って傭船契約を結び、傭船契約書を作成します。
成約後は、船が成立した契約に基づき積地に進行し到着するまでをサポートするというのが主な仕事の流れです。
私はこの1ヶ月間、海運業についての基礎知識について学びつつ、傭船契約書の作成と電話の取次ぎを主に行いました。
傭船契約書の作成は、シップブローカーにとって基本的かつ重要な仕事のうちの一つです。
ブローカーは船主と傭船者の両者の意向に合わせて傭船契約書を作成します。
この契約書の作成を通して、たくさんの海事用語や略語、海上での法律や船の仕組みなどについて学ぶことができました。
このように、知識だけでなく実践的な業務を任していただけるのは外資系企業ならではの魅力だと考えます。
また、3週目にはArrowのシンガポールオフィスで開催されたパーティーに参加させていただきました。
このパーティーでは、取引先である船舶会社や海運会社の方だけでなく、貿易会社や穀物商社、鉱業資源グループなどのシッピングに関わる様々な方達と知り合い、お話しをすることができました。
この一ヶ月を通して、海運業の知識や実務だけでなく、社会人としてのマナーや仕事への取り組み方、考え方等も教えていただきました。
そして、香港やシンガポールで働いている社会人の方々の意見を聞くことで、海外で働くことの大変さと素晴らしさを実感しました。
また会社の方達がディナーやランチに誘ってくださったり、ハイキングやマカオに連れて行っていってくださったりしてプライベートでも非常に充実した毎日を送ることができました。