英コミ在学生の皆さん、英コミの受験を考えている高校生の皆さん、
こんにちは。2017年卒業のユカです。
世界中が新型肺炎コロナウイルスの危機に直面している中、皆さんはこれまで様々な変化に対応してこられたと思います。
最近では、これからはウイルスとの戦いから「共存」の時代と言われていますね。いつ自由に移動できるのか?先行きの見えない状況に不安で、苦しい気持ちになることも多いかと思います。
私は英コミを卒業後、レスリー大学大学院へ進学しました。レスリー大学は昭和女子大学の協定校でもあります。そして、今年3月までFellow(フェロー)としてShowa Bostonに滞在していました。フェローは、昭和女子大学の卒業生で、その多くがボストン近隣の大学院で勉強しています。アメリカの学校で勉強し、Showa Bostonのスタッフとしても活躍します。
皆さんの「おうち」となるWing(ウィング)のひと部屋に住み、『夜中に調子悪くなった!』というような緊急時から『レストランの予約ってどうやるの?』といった日々の「困った!」を各Wingに住むアメリカ人女性のRA(アール・エー:レジデントアシスタントの略称)と協力し、皆さんが健康で充実した留学生活となるようにサポートする存在です。
私自身、コロナウイルスの影響もあり、思いもしなかった形でボストンから日本へと戻ってきました。お別れの際、学生時代よりお世話になっているShowa Bostonのある先生が、またいつでも会いましょう、という思いと共にこんな言葉を残してくれました。
「ウイルスは、世界はとっても小さいってことを教えてくれたかもしれないわね!」
地球のどこかの出来事がさざ波のように世界中へとあっというまに伝わっていく。世界は私たちが思っているより多様で、大きいのと同時に、小さく、身近な存在です。
どうぞ、ご自分やご家族、周りの人のwell-being、心と身体の健康を大切にお過ごしください。そして皆さんの『大学時代に成し遂げたい』野望をどうぞ捨てないでください。不透明であることは、希望のない状態ではなく、可能性にあふれている(ロリ・ゴットリーブ*1)、という見方もできると思いませんか。
最後に、前米大統領夫人、ミシェル・オバマ(*2)さんからの言葉を借りて、
“Don’t ever make decisions based on fear. Make decisions based on hope and possibility. Make decisions based on what should happen, not what shouldn’t.”
「恐怖に基づいて決断しないこと。希望と可能性に基づいて決断しなさい。起こるべきではないことではなく、起こるべきことに基づいて決断するのです。」
引用
*1:Gottlieb, Lori. 2019. Maybe You Should Talk to Someone: A Therapist, Her Therapist, and Our Lives Revealed. Boston: Houghton Mifflin Harcourt.
*2: BAZAAR. 2018.ミシェル・オバマが大切にする25の人生教訓. https://www.harpersbazaar.com/jp/celebrity/celebrity-buzz/a68616/c25-25-of-michelle-obamas-greatest-quotes-180121-lift1/ (閲覧日8月28日)