【英コミゼミ紹介】重松先生:近現代日本研究ゼミ

英語コミュニケーション学科専任講師の重松です。私の「近現代日本研究ゼミ」は開講して5年目、これまでに3期の学生がゼミから卒業しています。

「近現代日本研究ゼミ」は、留学経験を活かしながら、日本の社会・文化について深く考えることを目的とします。諸外国から学び、日本と比較することで、私たちは多くを得ています。また、日本のなかに新しい価値を見出し、外に向けて発信することも、英語学習者にとって大変重要な課題です。

私の研究者としての専門分野は近代日本政治史です。これに加えて教員としては、「日本のものづくり文化」、マンガ・アニメ文化、環境問題などの授業も担当しています。2年間のゼミ活動の中心は、近現代日本社会の主要課題についてテキスト精読を通じて見識を広げること、各人が自分で選択した研究テーマに向き合い、卒業論文としてまとめあげることです。そのなかで「現地現物」に触れることは必須であるという考えから、フィールドトリップ等の行事を積極的に行っています。

コロナ禍で中断していた学外活動を今学期から再開し、3年ゼミは横浜外国人居留地の史跡散策、4年ゼミは中野ブロードウェイと豊島区立トキワ荘マンガミュージアムを見学しました。歩いてみて、触ってみて、はじめて気付くことは少なくありません。また、2時間や3時間をかけて、雑談をしながら共に時間を過ごすという当たり前のことも、この2年間はなかなかできませんでした。途切れがちだった人間同士のつながりの回復は、学生生活にとって、また今日の社会にとっても、大切であると考えています。

(写真撮影のためのみ、マスクを一時的に外しています。)